人の輪

効率が良く、安全平等な未来

暗号資産が創造する未来

 シリーズ「小論文文集」第16回目:袴田いづみ(平成29年11月執筆)をお届けいたします。

 この小論文文集は現在、Amazon Kindleでも購入が可能ですが、一人でも多くの方にお読みいただきたいと考え、無料公開する運びとなりました。

 受講生の皆様が書いたこの小論文には、たくさんの未来が詰まっています。
 この小論文に書かれたことが、今後の未来で実現できれば、どの様な笑顔が創造されるのでしょうか?

 すてきな未来を想像し、お読みいただけたら幸いです。

お金のインターネット化

仮想通貨が現れ、金融革命の時代になった。

ビットコインを支える技術「ブロックチェーン」は、個人間の信頼を強固に保証する仕組みであり、それは次世代のインターネットの中心を担う可能性をもっている。

ビットコインの先にあるのは「モノのインターネット化」と経済圏と結びつける「お金のインターネット化」。

その仕組みとポテンシャル、従来とまったく異なる社会システムが革命を起こしている。

ビットコイン

ビットコインには通貨を超えた可能性が潜んでいる

世界最大のビットコイン取引所であったマウントゴックスの閉鎖を見て不安な貨幣など所有するのは意味がない。

その匿名性ゆえに闇取引などに使用されてきた犯罪性を見てギャンブル性の高い不確かな通貨に敢えて手を出す意味がない。クレジットカードがあればPayPalがあれば海外送金もできるし、もう一つのお金を持つ意味がないと思っている人々がまだ多く存在している。

しかしビットコインはただの通貨を超えた可能性が潜んでいる。それはDellやエクスペディア、マイクロソフトなど数十兆規模の企業がビットコインを支払い手段として受け入れている。

ビットコインのネットワークは中枢をもたない。

ビットコイン

TCP/IPの情報交換のプロトコルでブロックチェーンは価値交換のプロトコルだ。そして、インターネット上での開かれた交信のためのプロトコルが利益を生むビジネスを生み出したのと同じように、ブロックチェーン・プロトコルも、価値の付加された連鎖反応を生み出しうるビジネス基盤を提供する。

この強固に結びつけられたトランザクションの格子を利用した大きな価値交換の革命がすごいのだ。TCP/IPが情報を瞬時に送るのを可能にしたように、ブロックチェーンは、価額の多寡にかかわらず、瞬時に送ることができる。

次に「ブロックチェーンAPI」になるが、例えば、エネルギー、通信帯域、記録容量、情報処理などの「デジタル上のリソース」を必要とするサービスに割り当てる。よって、商取引におけるバーチャルとリアルの境界線は失われていくことになるはずだ。

ブロックチェーンは中枢のない資産登記簿

また、商取引だけでなく法制度にも進化する。ブロックチェーンを構成するトランザクションの公開記録を利用して、資産保護、資産計画、紛争処理、賃貸、企業統治のための、マルチシグネチャー口座を提供している。この方法を活用することで、ビットコインを使って、家を販売できるのだ。

ビットコインのシステムにおいて保有される資産は、所有権が電子的に記録されている「デジタル資産」だといえる。ブロックチェーンは「中枢のない資産登記簿」なので、ビットコインに限らずあらゆるデジタル資産についても、所有権を登録したり、送金したりできる。

ブロックチェーン

まとめ

その基盤たる仮想通貨のブロックチェーンこそが次世代のインターネットの中心部分なのだと考えている。

次世代のインターネットは、商業活動や企業の本質だけではなく、社会における私達の制度の多くを転換させる。

デジタルデータを交換するのと同じくらい簡単にお金を交換できる世界であり、誰もが地球上のあらゆるマシンからお金を送り、受け取ることができる世界であり、経済システムが大銀行や強力な政府ではなく、一般の人々によってコントロールされる世界になり便利と効率が良く安全平等な未来になる。

袴田いづみ(平成29年11月執筆)

特記事項:記事として掲載する構成上、原文内容を一部更新しております。

免責事項:シリーズ「小論文文集」に掲載される論文は、その正確性や完全性を当協会や執筆者が保証するものではありません。また、論文中の過去の実績に関する数値、図表、見解や予測などを含むいかなる内容も将来の実装や実現をお約束するものではありません。

暗号通貨技能検定(初級編)は、ブロックチェーンに精通した業務を行っているプログラマーやエンジニアの方々からも支持されている検定資格です。なぜなら、難しく分かりにくい技術用語や単語を明確に理解し、「どの様な例え話を用い、他者へ伝えることができるのか!?」を知れる、日本で唯一の検定講座だからです。

講座は「お金について」を含め、1から重要な項目を前編後編合わせて3.5時間の中で、しっかりと学ぶことが出来る内容になっていますので、「興味はあるけれど講座についていけるのか、少し心配」という方であっても、安心して受講いただけます。

日々の生活や仕事はもちろん、ビジネスや新たなチャレンジにも役立つ資格であるため、他の受講生の皆様とともに、しっかりと仮想通貨システムおよびブロックチェーンの理解を深めていただけたら幸いです。

7つの「できる」を確立する
  • キャッシュレス化の波をつかめる
  • ブロックチェーンの活用事例を知る
  • フィンテックの可能性を理解できる
  • 実践的な活用方法を知る
  • ビジネスで活かせる資格を得られる
  • 周りからの質問に分かりやすく答えてあげられる
  • ブロックチェーンでどのような未来が創造されるのかを理解できる

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投稿者プロフィール

JCCA 編集部
JCCA 編集部スタッフ
JCCA 編集部は、協会主催の様々なイベントや講座、暗号通貨システムやブロックチェーン技術に関する時事ニュースなどを含め、例え話を用い初心者の方にもわかりやすく解説してまいります。/暗号通貨の『普及活動』、それが子供達の笑顔を創造する。