“スマートコントラクトの原点は自動販売機”というお話し ~スマートコントラクトは執行可能な契約である(英LDTP)~

皆さん、いかがお過ごしでしょうか。

急に冷え込んで参りましたね。

風など引かぬよう、気を付けてくださいね。

さて本日は、イギリスの司法管轄作業部会であるLawtech Delivery Panel(LDTP)が、新たに提出した報告書に、「英国法の下で仮想通貨は取引可能な財産であり、スマートコントラクトは執行可能な契約である」と記載した、という話題を取り上げてみながら、スマートコントラクトの説明を簡単にしてみたいと思います。

Lawtech Delivery Panelとは

Lawtech Delivery Panel(ローテック・デリバリー・パネル)とは、業界の専門家と政府および司法の主要人物で構成されるチームで、英国の法律部門の成長とその可能性の実現を支援するために設立された組織です。

組織内では、暗号法、分散型台帳技術(DLT)、および英国法の下でのスマートコントラクトのステータスに関する法的不確実性の主要な問題について、協議を行っています。

そのLawtech Delivery Panelが、今回発表した声明( legal statement on the status of cryptoassets and smart contracts)で、暗号資産(仮想通貨)を英国法の下で、“取引可能な財産”であり、スマートコントラクトは“執行可能な契約”であると記載しました。

今回の声明は、イギリスにおける仮想通貨とスマートコントラクトが一般に普及するための安定した土台を提供し、仮想通貨業界で事業を行う企業の後押しになる可能性もある、と期待されています。

全世界的な潮流だと思いますので、イギリスでも法整備をどんどん推し進めてほしいと思います。

ところで、仮想通貨はお分かりになる方も多いと思いますが、スマートコントラクトって何?

という方も多いと思うので、次の項目から簡単に解説致します。

スマートコントラクトとは

スマートコントラクトについて、まるっと、解説します。

スマートコントラクトとは、ブロックチェーン上で契約を自動的に執行する仕組みのことです。

イーサリアムがスマートコントラクトを実装している代表的な、仮想通貨です。

スマートコントラクトのメリットは、

  • 仲介者を介さないので事務コスト削減ができる
  • 取引プロセスを自動化できるため、決済期間の短縮や不正防止対策に有効 

などが、挙げられます。

実際の流れは下記の図のようなイメージとなります。

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出典:Blockchain Biz

まだ、少し難しいでしょうか?

それでは、次項ではもっと簡単に解説してみます。

スマートコントラクトの原点は、自動販売機

スマートコントラクト(契約の自動執行)という考え方は、仮想通貨とブロックチェーンが誕生して初めて、考案されたのものではなく、以前からある考え方です。

その、スマートコントラクトの“考え方”が世界で初めて実装されたのは、

なんと、

自動販売機、と言われています。

どういうことでしょう?

実際に自動販売機を例にとって、順を追って説明します。(私が、100円でコーラを買う場合)

  1. 100円を投入すると、コーラが買える自動販売機を業者が設置(前項目、図解の①、契約の事前定義)
  2. 私が自動販売機に100円を投入する(前項目、図解の④、決済)
  3. コーラのボタンを押す(前項目、図解の②、イベント発生)
  4. 自動販売機からコーラが出てくる(前項目、図解の③、契約執行・価値移転)

当たり前じゃないか!馬鹿にするな!

と、怒られるかもしれませんが、これがスマートコントラクトの原点です。

駄菓子屋のおばちゃんに、私が100円渡して、

「おばちゃん、その100円のコーラください。」

「おばちゃんが、ケースからコーラを取り出し、私に渡してくれる」

という流れを、自動販売機が無くした、ということです。

簡単でしょ!

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まとめ

自動販売機があるから、24時間365日、飲み物が買えます。(駄菓子屋のおばちゃんがいなくても買えるからね!)

凄く便利です。

こういうことを、ブロックチェーン上でやってしまおう!、というのがスマートコントラクトです。

皆さん、いろいろアイデアが湧いてきたのではないでしょうか!

仮想通貨もブロックチェーンも、難しくありません、皆さんの生活をよりよくする、ツールなんですから!

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