皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
昨日のラグビーの試合は残念でしたが、今回大会は素晴らしい活躍で、たくさんの感動と勇気を頂きました。
私は、サッカーをやっていたのですが、サッカーは“マリーシア”と呼ばれる「ずる賢さ」も技術のうち、みたいな考え方もあったりするのですが、ラグビーはそんなものどこ吹く風で、すがすがしさすら感じました。
どちらも発祥はイギリスなのですが、不思議なものです。
さて本日は、フェイスブックの野望を分析しながら、仮想通貨リブラ、方針転換か、という話題を取り上げてみたいと思います。
単一の法定通貨に紐づくステーブルコイン採用か
リブラは元々、複数の法定通貨や資産でその価値を裏付ける「通貨バスケット制」を採用すると、発表されていました。
(通貨バスケット制の解説は「リブラ(Libra)は法的に仮想通貨(暗号資産)にあたるのか?」をご覧ください。)
しかし、リブラプロジェクトの責任者でもあるデビッド・マーカス氏は、各国の単一法定通貨にペッグしたステーブルコインの発行も視野に検討していることが、ロイターの取材で明らかになりました。
「合成ユニット(通貨バスケット制)を使用する代わりに、一連のステーブルコイン、ドルステーブルコイン、ユーロステーブルコイン、ポンドステーブルコインなどを作成することもできる」
「それは考慮すべきオプションの1つです。」
引用元:REUTERS
Facebook open to currency-pegged stablecoins for Libra project(2019/10/21)
ん~、こう来ましたか。
これは、各国からの批判をかわす狙いがあるのは明らかです。
さらに、各国の法律に対する解釈もしやすくなると思います。
フェイスブックの野望
敢えて、「フェイスブック」のと書かせて頂きましたが、リブラの発行母体となるリブラ協会の中心メンバーである、フェイスブックの野望について、私なりに分析してみたいと思います。
リブラは2020年中には、ローンチを目指しています。
仮に2020年中に、ローンチできたとしましょう。
また、各国で検討されている、中央銀行デジタル通貨(CBDC)の発行は2020年中にできないと、私は予想しています。
上の項目で書いたように、各国の単一法定通貨にペッグ(連動)した、ステーブルコインを発行するとなると、
事実上リブラが、中央銀行デジタル通貨(CBDC)となる可能性があると私は考えています。
リブラの発行枚数などは、リブラ協会で決めることができます。
そうすると・・・
もう、リブラ協会が世界の中央銀行的な機能を持つことになるのではないでしょうか!
これが、フェイスブックの本来の野望だと思います!
大義名分は、アンバンクト(銀行口座が持てない人)に金融サービスを提供することとしていますが、これはあくまで大義名分。
本来の目的は、リブラ協会の中央銀行化、だと思います。
すこし乱暴な分析かもしれませんが、マーク・ザッカーバーグ氏は考えていると思います。
私の私見ですが、リブラプロジェクトが成功し、結果的にアンバンクトに金融サービスを提供できたら、それはそれで成功ではないでしょうか。
まとめ
今回の代替案を採用することになっても、一筋縄ではいかないと思います。
1民間企業にそんな権限を持たせることになってしまってよいはずないだろう!
と、非難ごうごうとなることが予想できます。
今後の動向にも注目して参ります。
今週には、フェイスブックCEOのマーク・ザッカーバーグ氏は、下院の金融サービス委員会で証言をする予定なので、どんな発言をするのか注目です!
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投稿者プロフィール
- JCCA 編集部は、協会主催の様々なイベントや講座、暗号通貨システムやブロックチェーン技術に関する時事ニュースなどを含め、例え話を用い初心者の方にもわかりやすく解説してまいります。/暗号通貨の『普及活動』、それが子供達の笑顔を創造する。
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