ビニール袋 プラスチックごみ

000プラスチックの劣化で温室効果ガス放出

皆さん、いかがお過ごしでしょうか。

関東ではこの時期では珍しく、インフルエンザが流行っており、学級閉鎖となっている学校もあるようです。

手洗い、うがいは毎日の習慣として、風邪など引かないように気を付けてくださいね。

さて本日は、2019/09/24の記事(ブロックチェーンで「プラスチックごみ」の問題解決へ)で、触れたプラスチックごみと環境問題を踏まえながら、SDGs(持続可能な開発目標)について考えてみたいと思います。

プラスチックは、有害な化学物質を水中や土壌中に放出

少し古い記事(2018年8月)なのですが、AFPに気になるニュースがありましたので、ご紹介させて頂きます。

プラスチックの劣化が進むと、メタンやエチレンなどの強力な温室効果ガスが放出されることが分かったとする論文が1日、米科学誌「プロスワン(PLOS ONE)」に掲載された。プラスチックの劣化はこれまで、温室効果ガスの発生源としては考慮の対象になっていない。

「温室効果ガスを最も多く放出する」プラスチックはポリエチレンだったと、論文は指摘している。レジ袋に使われているポリエチレンは、生産量と廃棄量が世界で最も多い合成高分子化合物だという。

プラスチックは有害な化学物質を水中や土壌中に放出することがすでに知られている。

温室効果ガスは史上最高水準まで増加しており、地球の気温と海水面の上昇を引き起こし、世界各地の沿岸地域を脅かしている。

引用元:AFP BB NEWS
プラスチック、劣化で温室効果ガス放出 米研究(2018/08/02)

私、恥ずかしながら全く知りませんでした。

プラスチックは、腐らないので処分に困るから、結果的に環境に良くない。

とか、

リサイクルするにしても、何かしら燃料を消費するので、環境に良くない。

とか、

渡り鳥や、ウミガメが、プラスチックごみを食べてしまってかわいそう。

この程度の認識でした。

https://www.facebook.com/GreenpeaceJapan/videos/2367693643474263/

出典:GREENPEACE

私の認識、完全に間違ってましたね!

プラスチックが存在し、劣化させてしまうと、温室効果ガスが放出される。

その結果、地球温暖化や海水面の上昇を引き起こしてしまうのです。

自分は何をしたらよいかわからない

先日私は、2030SDGsカードゲーム体験イベントに参加して来ました。
(その時のレポートは、「2030 SDGs」カードゲーム体験イベント at 東京都(月島)、を参照してください。)

その際、向かいに座っていた大学生が私に向かって、こんなことを言われました。

「福室さん、SDGsのことはわかったのですが、いったい自分は何をしたら良いかわかりません。」

きっと皆さん、大げさに考えすぎなんだと思います。

私は、彼にこう伝えました。

「一先ず、ペットボトル止めて、紙パックにしよう!あとお菓子も止めよう!」

※お菓子は、パーム油が使われることが多く、パーム油を生産するアブラヤシ農園は、熱帯の森林を伐採して作られます。
(参考HP:あぶない油の話

パーム油は、この「アブラヤシ」の実から採れる油です。ただ、食品パッケージの成分表には「植物油脂」としか記載されていないことも多く、「見えない油」とも言われています。

最初は、自分ひとりかもしれませんが、急にお菓子を止めて、紙パックにしたら、きっと友人からは、「どうしたの?」って聞かれると思います。

その時に、「実はさ~、SDGsのカードゲームに行ってさ~」

なんて、友人に話せば自然とSDGsの大切さが伝わるよ!、と彼には伝えました。

先ずは、出来ることから始めれば良いと思います。

Blockchain for Zero Hunger

日本クリプトコイン協会では「SDGs×Blockchain×Action」という標語を掲げ、「ブロックチェーンから考え行動する、SDGsへの取り組み」を今後、具体的に進めて参ります。

世界では、既にブロックチェーンを活用したSDGs達成に向けたプロジェクトも始まっていますので、具体的にひとつ紹介させて頂きます。

国際連合世界食糧計画(WFP)のプロジェクトです。
Blockchain for Zero Hunger(ブロックチェーン フォー ゼロハンガー)

簡単に説明すると、“ブロックチェーンを活用して飢餓を無くそう”というプロジェクトです。

出典:WFP World Food Programme

まとめ

具体例を挙げさせてもらったように、SDGsの目標を達成する手段として、ブロックチェーンの技術は世界中から注目をされています。

これからも、さまざまなプロジェクトが立ち上がっていくでしょう。

今後は、SDGsの達成にブロックチェーンを活用する有効性なども、どんどん記事やコラムでお伝えしていきたいと思います。

皆さんは、些細なことだと思うことでも構いませんから、具体的に行動を起こしていただけたら嬉しいです!

私は、アイスコーヒーをペットボトルから紙パックにしましたよ!

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JCCA 編集部
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JCCA 編集部は、協会主催の様々なイベントや講座、暗号通貨システムやブロックチェーン技術に関する時事ニュースなどを含め、例え話を用い初心者の方にもわかりやすく解説してまいります。/暗号通貨の『普及活動』、それが子供達の笑顔を創造する。