皆さん、本日は投票日ですね。
投票には行かれましたか?
私は、本日お仕事なので期日前投票に先日行って参りました。
さて本日は、ビットコインのマイニングに使用する電気が世界の0.25%もある、という話題を取り上げてみたいと思います。
ケンブリッジ大学が一目でわかるサイトを作成
イギリスの世界屈指の名門大学であるケンブリッジ大学が、ビットコインのマイニングにどれだけの電力を使用しているのか、一目でわかるサイト(Cambridge Bitcoin Electricity Consumption Index)を作成しました。
その消費量をいろいろなものと比較しており、とてもわかりやすく、面白いです。
少し見ていきましょう。
出典:Cambridge Bitcoin Electricity Consumption Index
あくまで、数値はこのサイトが独自に算出した「推定値」とのことですが、世界の総電力消費量の0.25%がビットコインのマイニングに使用されていることがわかります。
なんとなく多いな~、というのが私の第一印象です。
この量がどれだけのものなのか、わかりやすく比較しているページもあります。
出典:Cambridge Bitcoin Electricity Consumption Index
驚愕の事実!
スイス以上、チェコ未満。
1国の電力の消費量に匹敵します。
ちなみに、国ごとの序列だと43番目に位置します。
ビットコイン経済圏を国として扱うのであれば、これも致し方ないないのか、とも思いますが個人的にはやはり多すぎるとも思います。
なんといっても、現在では電力を大量に消費することは、環境に悪いです。
最近では、SDGs(持続可能な開発目標)という言葉を耳にすることが増えてきたと思います。
持続可能な開発のための17のグローバル目標と169のターゲット(達成基準)からなる、国連の開発目標です。
その目標の中にも「エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」と掲げられています。
当協会でも、暗号資産(仮想通貨)とブロックチェーンを用いて、何か貢献できないか、考えるきっかけにできるのではないか、と日々模索しています。
当協会のSDGsに対する考え方や取り組みは下記を参照ください。
SDGs×Blockchain×Action
PoWからPoSへ移行するべきなのか
大量の電力を消費するビットコインのマイニングの方法は、PoW(プルーフ・オブ・ワーク)から、さほど電力を消費しないPoS(プルーフ・オブ・ステーク)に移行すれば、良いではないかという議論も実際にあります。
また、イーサリアムはPoWからPoSへ移行を予定しています。
マイニングの方法の詳しい説明は、別の機会を設けて説明したいと思いますが、ビットコインのマイニング方法を、PoWからPoSへ移行すれば、電力の消費量こそ削減できますが、それで万事解決とはならない問題も抱えています。
シンギュラリティ(技術的特異点)を迎えるころには
シンギュラリティ(技術特異点)も説明しだすと話が長くなってしまいますので、詳しくは別の機会を設けたいと思いますが、簡単に説明すると、
端的に言えば、再帰的に改良され、指数関数的に高度化する人工知能により、技術が持つ問題解決能力が指数関数的に高度化することで、(頭脳が機械的に強化されていない)人類に代わって、機械的な知能(汎用人工知能,ポストヒューマン)が文明の進歩の主役を担い始める時点の事である。
引用元:ウィキペディア 技術的特異点
まだまだ、難しいですね。
また、別名2045年問題とも呼ばれています。
あくまで個人的な見解ですが、とても簡単に説明させていただきます。
いろいろな技術は飛躍的に進歩しています。日進月歩、業界によっては秒進分歩だと思います。
例えば、太陽光発電の技術が今より飛躍的に進化して、携帯の液晶画面程度の面積で、自宅の電気を全てまかなえるような時代が来るかもしれません。
そういう時代には、きっと電力は世界的に余剰になり、格安どころか、無料になっていると思います。
そんな時代が到来するなんて、信じられませんか?
私は、全くあり得ない話しではなく、実現の可能性は高いと思っています。
そうすれば、化石燃料を使用することもなく環境に優しくなり、原子力を使用することなく安全な世の中が構築されるでしょう。
まとめ
話しをビットコインのマイニングにかかる電力消費量に戻しますが、
シンギュラリティを迎え、仮に太陽光発電で全ての電力がまかなえ、電気代も無料になれば、ビットコインのマイニングはPoWのままの方が良いと思います。
ただ、2045年まで膨大の電力を消費し続けるのは考えものです。
よって、総合的に考えるとビットコインのマイニングはPoWからPoSへの移行が現実的なのかもしれません。
今後はこの議論がもっと盛んになると予想できるので、私も注目していきたいと思います。
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投稿者プロフィール
- JCCA 編集部は、協会主催の様々なイベントや講座、暗号通貨システムやブロックチェーン技術に関する時事ニュースなどを含め、例え話を用い初心者の方にもわかりやすく解説してまいります。/暗号通貨の『普及活動』、それが子供達の笑顔を創造する。
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