仮想通貨推進派の藤巻氏が落選した事から感じること

目次

前書き

7/21㈰、沖縄県では高校野球甲子園予選の決勝戦が行われました。沖縄尚学VS興南は当初の予想をはるかに上回るほどの激闘となり、延長13回の末、沖縄尚学が勝利。甲子園でも自分たちの力を発揮してほしいと思います。

私を含めて沖縄県は高校野球熱がとても高いです。野球が好きだから、という理由以外にその熱量はあると思います。戦後、心身ともに傷つき疲れ果てていた沖縄県民の心を奮い立たせてくれたのが、全国で戦う高校球児。


本土との差別的な見方の強い当時、球児の立ち向かう姿やその背景に、野球のルールを知らない多くの県民が「応援」を通して心熱くしたと言われています。

広島カープの誕生が広島の復興に大きく貢献したいう話を耳にしたことがありますが、沖縄県にとっても心の活力といっても過言ではないと感じます。

仮想通貨推進派の藤巻氏、参院選で落選

一方、同日行われた参議院議員選挙では高校野球の影響なのか、今までとは違い17時以降に投票者が殺到するという異例の事態が起きたと選挙事務を携わっている方が話していました。

その参議院議員選挙にて暗号資産(仮想通貨)に関連するニュースがありましたので取り上げていきたいと思います。仮想通貨関係者の中では話題となっていた藤巻氏の結果ですが、今回の選挙では落選が決まりました。

参議院議員選挙に全国比例区から出馬した藤巻健史氏(日本維新の会)の落選が確実となった。22日にNHKが報じた。日本維新の会が獲得した比例区の議席は5議席。3位以降は全て5万票台の接戦となったが、藤巻氏はわずかな差で6位になることが決定した。

引用元:コインテレグラフジャパン
【速報】仮想通貨推進派の藤巻氏、参院選で落選確実=NHK報道(2019/07/22)

藤巻氏の指摘のひとつ

仮想通貨税制の改正が目立つ藤巻氏ですが、その中で藤巻氏が日本国の現状とフェイスブック社の仮想通貨と言われる「リブラ」との関係について指摘している記事を見つけました。

参議院議員選挙に全国比例区から出馬する藤巻健史氏(日本維新の会)は、コインテレグラフ日本版に対して、日本が今の税制を続ける限り日本で誰もフェイスブックの仮想通貨リブラを使わないだろうと予想した。

引用元:コインテレグラフジャパン
日本がリブラで世界から取り残される可能性も? 藤巻氏が税制面での課題を指摘(2019/07/18)

この記事では、現在の日本の税制だとバナナを購入(少額決済)する場合にもその都度細かく損益計算が必要となること、その対象となる税金を申告し納税する必要があり現実的に活用は難しいという点が指摘されています。

また、これによって日本は世界から取り残されていくのではないか、という懸念が述べられています。

藤巻氏が掲げる仮想通貨税制の改正には、個々人の所得以外にもこのような意味合いも含まれていることを感じ取ることが出来ます。

日本国の反応

では、藤巻氏の指摘を日本国から挙げられる姿勢はどのようなものか、日本国の前に海外の主要人物や機関の発言を例に挙げます。アメリカ中央銀行総裁はリブラに「深刻な懸念」と発表し、トランプ大統領は「リブラに安定性や信頼性はほとんどない。フェイスブックが銀行になりたいのであれば銀行業を取得するべきだ」と発言しています。

また、IMF(国際通貨基金)はリブラに対して国際的な規制が必要になるという懸念を示すなど、リブラについてあまり好ましくないという意見とも感じられます。

金融はこれまで国が主導権を握ってきた最も主要な機関の一部ですから、当然とも言えるでしょう。これを受けて日本は、独自の意見や方針というよりも国際的協調を取る姿勢を表しました。

麻生財務相、G7からリブラに懐疑的見方

日本の国際的協調という姿勢は皆様の想像にも難くないことと思います。

まとめ

冒頭に取り上げた沖縄尚学高校は、昨年秋の大会でノーヒットノーランという屈辱的な敗けからチーム全体が一枚岩となり、全国屈指の投手を擁する強豪を倒し優勝しました。

P2Pやブロックチェーンを実生活に取り入れることや中央の管理者を持たないシステムなどは、一見無機的にも見えますが、真の原動力となるのは同じ目的を持つ人と人の有機的なつながりではないかと改めて考えます。

もし、藤巻氏が当選していたら、藤巻氏の活動に共感する人が増えることも予想されますが、国際的協調と国民の意思が異なった場合に日本国はどの様な態度を取るのだろうか、という疑問が浮かびました。日本国は藤巻氏の公約をどのように考えたのでしょうか。

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投稿者プロフィール

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砂川恵一郎公認インストラクター
2017年初級講座受講後、暗号通貨システムとブロックチェーン技術の将来性を確信し公認インストラクターを取得。
価格変動の注目に隠れた本質が持つ未来への可能性を明るく伝え、ともに未来を創造したい。