皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
本日は、政府与党の金融調査会長、中央銀行デジタル通貨発行は“早ければ早いほど良い”、と発言、という話題を取り上げてみたいと思います。
山本幸三氏がロイターに語る
今回、日本の中央銀行デジタル通貨発行は“早ければ早いほど良い”、と語ったのは、自由民主党金融調査会長の山本幸三氏。
当選回数8回で現在71歳のベテラン議員です。(日本ではまだまだベテランじゃないかも)
既報(中央銀行デジタル通貨で米国と連携を!~自民議連が提言へ、中国へ対抗~)でもお伝えしたように、甘利明氏が率いる「ルール形成戦略議員連盟」の提言を後押しする形となりました。
具体的な時期として、
「早ければ早いほど良い。政府の中間政策方針に計画を盛り込み、2~3年で実現すべきだ」
と、ロイターの取材に対して語りました。
今後は、甘利明氏と協力し、政府に提案を採択させるように動いていくものと思われます。
山本幸三氏は、「アベノミクス」の仕掛け人とも言われ、安倍首相に対しても影響力がありそうです。
さらに山本氏は、
「各国が自国の(デジタル)通貨でお金の流れを制御できれば、危機の際の大きな変動を防ぎ、自国の経済を安定させることができるはず」
とも語っています。
先月には、カンボジアを訪問し、フンセン首相、オン・ポンモニラット副首相兼経済財政相、それにカンボジア国立銀行の幹部らと、カンボジアと日本との経済協力等につき会談。
その中で、特に私が関心を寄せている中央銀行デジタル通貨発行については、カンボジア国立銀行に於いて詳しい説明を受けた。と、ご自身のホームページでも報告しています。
まとめ
山本氏の、“お金の流れを制御できれば”、というくだりは、少し気になりますが、個人的に日本が中央銀行デジタル通貨(CBDC)発行することには賛成の立場です。
遅かれ早かれCBDCは発行することになるとは思うので、どうせならこの分野でイニシアチブを取って頂きたいと思います。
フェイスブックのリブラや、中国のデジタル人民元発行が現実味を帯びてきて、米国との連携を含め、CBDC発行へ前向きな発言が最近目立ってきています。
個人的には、ようやく重い腰を上げた印象です。
今や、国だ地域だ、という話しではなく、個人と個人がつながっていく時代です。
日本にいても海外の方とも仕事はできますし、そう遠くない将来、技術が進化すれば“言葉の壁”もなくなるのではないかと考えています。
そういう時代には、いくら通貨がデジタル化されても、デジタルドルが日本で決済に使えないと、不便ですし、世界共通通貨の必要性もでてくるかもしれませんね。
それ、ビットコインで良くない?
ん~、現在のところボラティリティが高いので、ちょっと日頃の決済には向かないかな~。
とは、思っています。
記事の理解を深める初級検定講座の詳細はこちら>
投稿者プロフィール
- JCCA 編集部は、協会主催の様々なイベントや講座、暗号通貨システムやブロックチェーン技術に関する時事ニュースなどを含め、例え話を用い初心者の方にもわかりやすく解説してまいります。/暗号通貨の『普及活動』、それが子供達の笑顔を創造する。
最新の投稿
- ニュース2022年8月10日TikTokの最新テスト機能はアプリの検索機能を向上
- NFT2022年8月10日NFTメディアのピニャータが2150万ドルを調達しインフラを拡張
- ニュース2022年7月26日ロバートキヨサキ氏が大暴落に備える為に推薦する3つの資産とは
- シリーズ 小論文文集2022年6月28日SDGsとブロックチェーンで好きなことをするだけで救える社会を創る