NFT御朱印帳の活用方法について

NFT御朱印帳を活用したSDGs達成のための手引き

この記事では、SDGsの目標達成に必要な技術として注目されている「ブロックチェーン」を取り上げ、どの様な形で17の目標達成に貢献し、問題解決へと導けるのかについてお届けします。

この記事で学べる3つのこと

  • SDGs×ブロックチェーンの可能性
  • SDGsの目標達成方法
  • NFT御朱印を使ったSDGsの推進

もし、SDGs × ブロックチェーンが始めての方は、まずこちらの SDGs × Blockchain × Action 記事を読んで頂けると、この記事の理解がより進みます。

この記事をオススメする方

  • SDGs(持続可能な開発目標)に関心がある方
  • SDGsの目標達成の方法を知りたい方
  • SDGs×ブロックチェーンに興味関心がある方
  • ブロックチェーンで何ができるのかを知りたい方
  • ブロックチェーンをビジネスに活かすヒントを得たい方

一つでも当てはまる方は、本記事をじっくりと読み進めて下さい。

 

本記事を読み終えた後には、「こういう発想が必要なのか!」や「こんなことが可能だったとは!」と思わず笑みがこぼれる事と思います。

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それでは、『SDGsとブロックチェーン技術が融合した2030年の世界』をイメージしながら読み進めてまいりましょう。

SDGsとブロックチェーンと神社の関係

世界は17の持続可能な開発目標を掲げるに至ったが、その目標を達成する為に、どのような周知方法で、如何にして人々に対し身近なものに発展させるのだろうか。

 

確かに、世界中の国の代表が集まり包括的に地球に住む人々の未来の為の会議を開き、目標を掲げた事は素晴らしい事だと理解できる。

 

しかしながら、掲げた17の目標がトップダウンされても、先進国で生活している私たちには理解が行き届いていないのではと感じる。

 

なぜなら、私がSDGsについて聞いたとしても「SDGsって、聞いたことはあるけれど、良くは分からない。」という様な返答が多いからだ。

 

テレビのニュースなどで聞いたことはあるけれど、我々人間は余程の興味がない限りインターネットを活用して自ら情報を取りにはいかない。

 

理由は、情報が溢れている現代においては間接的であればあるほど身近に感じられないため興味が湧きにくく、知る機会を失っている。

 

よって私は、人々がより身近に持続可能な社会構築に貢献する為には、ブロックチェーン技術を活用した地域トークンの発行が必要であると考え提案したい。

既に世の中には地域トークンの実用例が存在し、成功を収めている事例もあるため特に斬新なアイデアではないかも知れないが、私は更に深掘りしトークンの使用用途を自身の利益の為ではなく、社会に貢献できるような方法を考えてみた。

 

以下に概要を示すが、この提案を実行することで利己的な思考から脱却できるのではないかと考える。提案内容の概要は以下の通りだ。

  • トークンの管理と換金を行う為の法人の設立
  • アプリを作成し活動記録の写真(可能なら自身の写真も)を投稿
  • 個人や団体で清掃活動しゴミ拾いを行う
  • 投稿された写真はブログやSNS等で一般公開される(投稿の可否について確認)
  • 投稿した写真をAIが判断し対価としてのトークンを付与
  • 付与されたトークンは、神社参拝時に御朱印に交換できる
  • デジタルでの発行となりNFTを利用した限定品
  • 御朱印はアナログでデザイン性に富んだトークン利用限定品
  • 御朱印を発行した神社には発行した枚数分のトークンが収益となり円に変換可能
  • 活動資金は自治体やスポンサーやCFを利用

以上が、私の提案するブロックチェーンを利用した環境保護とこれからの神社とのコラボレーション企画の大まかなイメージであり、ここに提案するプランを管理運営する為の組織としての法人を設立する。

アプリについては、マーケティングの観点から無料で登録を促し、他に有料プランを準備する。ある程度アプリのダウンロード数が増えてきた時点で、値上げも検討できるが、有料プランを地域単位で(県や関東、全国版)で複数用意する。

 

これはそのままの内容であるが、アプリをスマホのGPS機能と連携させ、活動時間(移動)時間×成果(写真)でアプリが自動判断する。成果については、拾ったゴミの写真をアップロードすることでAIが判断する。

 

ブロックチェーン技術で付与されたトークンはあくまでも御朱印に使用できることとする。御守り等のグッズへの使用も可とするが、特別品は用意しない。

 

なぜなら、トークンの取得には価値があり、それを利用することは御朱印に特別感を持たせるという意味でも、重要と考えるからだ。そのような意味から通常グッズには特に限定品を作らない。

御朱印をコレクションするという意味では、これまでの御朱印ブームの実績を踏まえ、御朱印でのトークン使用がベストと考えられる。

 

そして、崇敬者にとってもコレクターにとっても心理的な観点から、間違いなく所有感を満たせるはずだ。

 

御朱印の手書きのアナログ版については、年配の方への配慮と現物としてのの所有感があり、社務所にいるデジタルが苦手な方がいる場合も想定し選択できることとする。 

 

これからの時代、デジタル版についてはブロックチェーン技術を活用したNFTでの周知されるため、スマートコントラクトによる御朱印付与の自動化と御朱印の改ざんが不可能となる。

 

DLT(分散型台帳技術)の技術的観点からも、当該提案のメインテーマとしたいところだ。

 

今後の暗号通貨システムの更なる周知と発展をもたらす為に、デジタル御朱印を活用してもらいたいところだ。

 

私個人としては神様好きである為、御朱印をNFTとしてデジタルで取引してもらいたくはないと思っている。

 

しかし、昨今におけるアナログの御朱印帳ですらオークションサイトで販売されていることを考えると、寧ろ取引にはデジタルの方が向いていると考える為、取引に関しては致し方ない。

 

また、高額落札された御朱印に関しては、その金額の10%を神社に還元するようなスマートコントラクトも良いのではないだろうか。

 

暗号通貨システムが神社の発展と環境保護の為になるのなら、御朱印のデジタル取引については、神様も喜んでくれるに違いないだろう。

御朱印の対価として受け取ったトークンは、発行団体の法人を通じて日本円に換金可能とし、他に境内にあるショップや食事処などでも利用できるようにする。

 

そうすることで、神社での経費を考慮するとデジタル化で人件費は削減されるだろう。

 

これらの提案を実行するにあたっての経費は初期投資として、デジタル、アナログ共に御朱印のデザイン作成の為の経費、アプリ作成、法人設立の為の経費等が考えられる。

 

この点については、冒頭でのスポンサーやCFでクリアできると考える。問題になりそうな点としては、神社本庁の存在がある。

 

昨今、神社本庁を離脱する神社もあるようだが、それでも神社庁の権威は偉大である為、提案に関しては同庁を通すことで話がスムーズに進むかもしれない。

 

神社庁と銘打ってはいるが、国の機関ではなく社団法人であるからだ。

 

そのようなことから、神社庁に属さない大きな神社(明治神宮、日光東照宮)に提案しても良いだろう。

 

そもそも、断りを入れる必要があるのかは微妙なところだが、これからの新しい時代に対応していく為には、歴史ある神社としても避けては通れない技術革新であると考える。

最後に、今回の提案に当たり、私個人が最も興味のある事柄として、神社を例にあげさせて頂いた。

 

そもそも神社の御神体は山や水であったり、太陽や月であったりと、私達の生活の中には当然のようにある“自然”であり、神社と自然は切っても切り離せない存在であるという事を理解してもらいたい。

 

私達はその御神体である自然から、無償で自然の恵みを頂いている事を忘れてはならない。

 

このまま必要以上に自然からの恵みを貰い続ける事は、人間として如何なものかと考える。人付き合いに於いても、世話になった方には感謝しお礼をすることが常識だ。

 

私達が住まわせて頂いている地球にも何百倍もの恩返しが必要な時代が来ている。

 

是非この提案で、SDGsをより身近なものとして感じてもらえることを心より望むと共に、私自身も引き続きSDGsの達成に向けて貢献していきたい。

SDGsとブロックチェーンが融合した2030年の世界

SDGsとブロックチェーンと神社の関係

著者:鈴木 翔晴

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