朝起きると AI が身体をスキャンし、胃の調子やおなかの減り具合、体調、今日の運動量などを測定する。
それを分散型台帳に記録された膨大な過去のデータ(体調・思考・遺伝子など)と照合し、瞬時に家族に合ったメニューを提案する。
提案されたメニューに同意すると、 AI が即発注を開始する。
生産者へ P2P 方式で直接注文が入るり、納品後はスマートコントラクトで支払いが完了する仕組みだ。
生産者は仲介業者を通さず、消費者と直接やり取りできるため、消費者は安く商品を購入でき、生産者は適正な収入を確保できる。
このことから「働きがいや経済成長」を感じる事にもにも繋がる。
農家は必要収穫量を分散型台帳記録で管理し、それに基づき生産量を決めていく事が可能となる。思い通りの収穫量にならないかもしれないが、各段に生産量の無駄をなくすことができる。
その結果、機械燃料や農薬の使用を抑える事ができるため、「陸の豊かさを守る」ことにも繋がっていく。
漁師も同様に、必要以上の漁獲高は不要となり、 P2P で直接注文や収入が入ってくるため、大量漁獲で儲けを出すという考え方から、必要量が適正漁獲高に変わるため、時間にも気持ちにも余裕がでてくる。
さらには、発泡スチロールやプラスチックの使用も激減することで「海の豊かさを守る」事にも繋がる。
家庭に戻り、料理を作りたい人はメニューを見て作り、料理を作りたい人がいない家庭は外注できる。
外注は企業では無く、個人で作りたい方と直接契約を結び P2P 方式で注文可能となり、発送や受取は、お互いの意見で決められる。
お客様とお店の上下関係では無く、仲間で助け合って支えあう関係であるため、総菜なども極力プラスチックなどは使わず鍋やお皿でやりとりする事も可能となる。
養鶏所・養豚所なども同様に仲介業者を通さず、餌や飼育状況はブロックチェーン技術で改ざんが出来ないようにする事で安心、安全な食べ物が少量ずつ手に入る社会が作られるのではないだろうか。
AI が提案したその人の身体に合った適量の食事を続けていく事で「健康な身体」が作られていくため、病院へ行く人も減り「すべての人に健康と福祉を」にも繋がっていくだろう。
そして、こうした社会になると、母親達の思考にも余裕が出てくるが、最も大切なことはここからだ。
それは、母親や女性自身が「自分は幸せになっても良い。自分らしく生きても良い。」と許可を出し、自分の人生に責任をもって生きられるマインドを手に入れることだ。