フェイスブックのリブラ、構想見直しへ~しかし既存の計画も続行?~

皆さん、いかがお過ごしでしょうか。

本日は、フェイスブックのリブラ、構想見直しへ~しかし既存の計画も続行?~、という話題を取り上げてみたいと思います。

新たなステーブルコインの発行を検討?

3月4日、事情に詳しい3人の関係筋の話しとして、「リブラ」の構想を見直す方針だと、各メディアが報じました。

早速内容をまとめてみます。

  • 中銀が発行しドルやユーロなどの通貨に裏付けられたものを含む可能性がある
  • ドルやユーロなどの法定通貨に裏付けされる新しい通貨が発行される見込み

各社に表現が上記のように若干異なっています。

前者であれば、いわゆる中央銀行デジタル通貨(CBDC)をリブラ協会が発行することになる、ような言い方です。

一方後者は、いわゆるドルやユーロにペッグされたステーブルコインをリブラ協会が発行する、と読み取れます。

おそらくですが、リブラ協会がCBDCを国に代わって発行することは考えにくいので、新しいステーブルコインを発行する、ということなんだろうとは思います。

だとすると、だいぶトーンダウンした印象ですね。

夢は死んでいない

当初想定されていたリブラは、米ドルや国債、ユーロ、シンガポールドル、英国ポンド、日本円などの比較的安定した資産のバスケットから作成された、“グローバルコイン”構想を掲げていました。

大義名分は、アンバンクト(銀行口座を持たない人々)問題の解消。

銀行口座を持たない17億人の人々が、テキストを送信するのと同じくらい簡単に、世界中のどこにでも低コストで送金できるようにすることが目的です。

関係筋の1人は、

グローバルコインの夢は死んでいません。

新しい計画は、元のビジョンから引き戻すのではなく、拡大する可能性がある。

引用元:Bloomberg
Facebook Weighs Libra Revamp to Address Regulatory Concerns(2020/03/04)

とも、語ったそうです。

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グローバルコイン構想は死んではいない。

CBDCとの互換性

フェイスブックがリブラプロジェクトを発表して以来、イングランド銀行や欧州中央銀行を含むいくつかの中央銀行は、独自のデジタル通貨を検討していると認めています。

関係筋の人間も、今回の計画見直しに際し、

「それらのプロジェクトと互換性があることを保証することを目的としている」

と語っているようですし、

リブラの共同設立者であるデビッド・マーカス氏は、1月にスイスのダボスで開かれた世界経済フォーラムで、

「Libraネットワークが中央銀行のプロジェクトを妨げることはない」

とも、下記の動画で発言しています。(英語ですが、字幕は出せます。)

まとめ

今回のニュースは、世界を駆け巡ったので、おそらく近いうちにリブラ協会から公式発表があるのではないでしょうか。

公式発表がされた暁には、改めて解説してみたいと思いますが、かなりトーンダウンした感は否めません。

“トゲ”がある言い方で表現するならば、国にすり寄った感じです。

ここまで世界各国から反発されるとは、想定外だったのかもしれませんね。

公式発表が待たれます。

また、お会い致しましょう!

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