皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
本日は、キャッシュレス大国デンマーク、造幣の必要なし?、という話題を取り上げてみたいと思います。
キャッシュレス大国デンマーク
デンマークは、人口580万人のうち400万人がスマホ決済ユーザーという、世界一のキャッシュレス大国とも言われています。
また、市民の生活満足度は高く、2014年の国連世界幸福度報告では第1位に輝いています。
そんなデンマークの実情を、日刊ゲンダイDIGITALの記事を引用しながら、ご紹介させて頂きます。
デンマークのキャッシュレス普及率はおよそ80%と言われ、現金を持ち歩かないのがいたって普通となっています。
日常の決済は、少額ならモバイルペイ、高額ならクレジットカードが主流で、子供からホームレスを含め、キャッシュレス難民はいないとのこと。
現金はつくっていない
デンマークでは、現在なんと現金は作っておりません。
えっ!
と、言っても自国で作っていないだけで、紙幣はフランス、硬貨はフィンランドで作っています。
いわゆる現金のOEM生産ですね。
日本人の感覚からいうと、ちょっと信じられないですよね~。
言い換えれば、それほど現金の重要性が低いことの表れではないでしょうか。
現金を使う行為は、手間もコストもかかり、コストにいたっては、キャッシュレスの倍とも言われています。
確かにキャッシュレス比率が80%で、コストもかかるのであれば、他国に発注するのもうなずけはしますね。
デンマークでもマイナンバー制度?
デンマークでは、日本のマイナンバーに相当するCPR(社会保障)番号というものがあり、デジタル化が進んでいます。
日本と違い、国民に広く受け入れられているようで、CPR番号には、「住所」「カルテ」「薬歴」「納税」「年金」「銀行」などのデータがリンクされているそうです。
日本でも2021年から段階的に、銀行口座とマイナンバーの紐づけが義務化されます。
いずれはデンマーク同様、カルテや薬歴なども紐づくでしょう。
そしてそう遠くない将来には、ブロックチェーンで管理される時代がくると筆者は予想しています。
日本では
そんなキャッシュレス先進国デンマークですが、一方日本は2024年を目途に、新紙幣が発行される予定です。
キャッシュレス比率上げるぞ!
なんて意気込んでいる割には、逆行している感じも否めませんが、果たしてどうしてなのでしょうか?
理由として、
- そもそも20年周期で新しい紙幣を発行している。(偽造対策)
- 自動販売機やATMを新紙幣に対応させるため、経済効果がある。
- アングラマネー撲滅。
- シニョリッジ(通貨発行益)の確保
などが考えられます。
1.に関しては「よろしくお願いします」という感じです。
2.3.に関しては、当協会の代表理事である山下健一が書いた記事(新紙幣発行の本当の理由とは)を、ご一読くださいませ。
4.に関しては、私が書いた過去の記事(分散型デジタル通貨で「政府の通貨発行機能が民間にシフトする可能性」~シニョリッジを簡単に解説!~)にわかりやすく書いているつもりなので、ご一読いただけると嬉しいです。
つまるところ総合的に勘案して、なぜ日本が新紙幣を発行するのかと言えば・・・
色々言われていますが、私にはわかりません。
案外1.かなと思っています。(なんだかな~)
まとめ
最後に、日刊ゲンダイDIGITALの記事は以下のように締めくくっています!
日本政府はまずは政治家への献金もキャッシュレスにして、政治資金収支報告書もデジタル化したらどうか。そうなれば汚職や改ざん、国会での不毛な議論も激減するのではないか。政治家や官僚がブラックボックスにこだわっているのに、キャッシュレスやデジタル化やマイナンバーカードを国民に押しつけるのはお門違いというものだろう。
引用元:日刊ゲンダイDIGITAL
デンマークなぜキャッシュレス大国に 在日大使館に聞いた(2020/02/16)
はい、賛成!
おっしゃる通り!
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投稿者プロフィール
- JCCA 編集部は、協会主催の様々なイベントや講座、暗号通貨システムやブロックチェーン技術に関する時事ニュースなどを含め、例え話を用い初心者の方にもわかりやすく解説してまいります。/暗号通貨の『普及活動』、それが子供達の笑顔を創造する。
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