貧困農民を救え!余った農作物で銀行口座が開設できる「AgroBanking」~バングラデシュの銀行と小売りチェーンの共同プロジェクト~

皆さん、いかがお過ごしでしょうか。

本日は、貧困農民を救え!余った農作物で銀行口座が開設できる「AgroBanking」~バングラデシュの銀行と小売りチェーンの共同プロジェクト~、という話題を取り上げてみたいと思います。

バングラデシュの現状

豊富な水資源から米やジュートの生産に適し、かつて「黄金のベンガル」と称された豊かな地域であったが、インフラの未整備や行政の非能率から、現在はアジアの最貧国に属しています。

しかし近年は労働力の豊富さ、アジア最低水準の労働コストの低廉さに注目した、多国籍製造業の進出が著しい状況のようです。

最近では、スマホの普及でモバイル金融サービスを使える方も多くなったようですが、未だ銀行口座を持てない農民なども多いようです。

中国の人件費高騰により、繊維製品の製造など、バングラデシュに移すメーカーも多く、バングラデシュの輸出の80%は繊維製品によって占められていますが、本質的には農業国であると言われています。

失業率も約40%で、貧困は深刻な問題です。

バングラデシュの国旗 赤が昇る太陽、緑が豊かな大地を表しています。

AgroBankingとは

バングラデシュの大手銀行UCBと小売チェーンShwapnoによる、農民のためのユニークな銀行口座サービスが「AgroBanking」です。

仕組み

農民が売り切れなかった過剰な農作物を窓口に持っていくと、当日朝の卸売レートによる公正な価格で買い取ってもらうことができ、口座に振り込まれます。

入金や出金の情報は携帯電話のSMSに記録され、買い取られた農作物はShwapnoの流通網を介して店頭に並ぶことになります。

銀行口座が無くても大丈夫!

農民は農作物さえあれば銀行口座を持つことができ、獲れすぎた農作物が買い叩かれることも、捨てられることもなくなりました。

そして、安心してお金を貯めることができたり、給付金や融資を受けられるようになったりと、貧困から脱出するきっかけになります。

結果

この画期的なサービスは反響を呼び、開始から1カ月で750口座が開設され、58トンもの農作物が無駄にならずに済んだそうです。

(以上、greenz「獲れすぎた農作物で銀行口座ができる、残高がどんどん増えていく…!農民の貧困スパイラルを解消する「AgroBanking」」より引用・抜粋)

まとめ

“貧困をなくす”とか“食品ロス削減”などは、SDGs観点から鑑みても、良いサービスだと思います。

世界銀行の調査によると、2017年の時点で銀行口座を持たない人(アンバンクト)は17憶人ともいわれています。

銀行口座がないと、仕送りを送ったりもそうですが、貯金や融資を受けることもなかなか難しいですよね。

“送金”に関しては、銀行口座を持たなくてもスマホがあれば“お金という価値を”銀行などを介さないで、初めて送ることを可能にしたのが、ビットコインです!

何かと話題のフェイスブックのリブラも、このアンバンクト問題を解決するためのプロジェクトなんですよ!

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