皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
昨日は、神奈川から大阪まで新幹線“こだま”で、日帰りで出張に行ってきました。
“こだま”での往復は、初体験。
ほとほと疲れました~。
さて本日は、連邦準備銀行総裁が「デジタル米ドルは避けられない道」と発言したという話題を取り上げてみたいと思います。
連邦準備銀行総裁、パトリック・ハーカー氏の発言
コインデスクジャパンは、以下のように報じています。
フィラデルフィア連邦準備銀行総裁、パトリック・ハーカー(Patrick Harker)氏は、米国連邦準備制度理事会(FRB)も含めて中央銀行はデジタル通貨の発行を「避けられない」と語った。
ロイターの報道によるとセントルイスで開かれた地方銀行会議で同氏は、技術はまだ発展途上であること、また米ドルは世界の準備通貨であり続けているため、米国が最初の国家通貨を発行する大国になるべきではないと主張した。
引用元:コインデスクジャパン
デジタル米ドルは「避けられない道」:連邦準備銀行総裁(2019/10/04)
簡単にまとめると、中央銀行デジタル通貨(CBDC)の発行は、避けられないが、タイミングとしては今ではなく、世界で最初の中央銀行デジタル通貨発行国になる必要はない。
その理由は、技術はまだ発展途上であること、また米ドルは世界の準備通貨であり続けているため。
ということになります。
準備通貨とは、政府・中央銀行が対外支払準備として保有する外貨のことで、準備通貨高は石油や金のような国際間で取引される商品の価格に大きな影響を与える、とされています。
中国の動向
中国の中央銀行デジタル通貨の責任者である、穆長春(Mu Changchun)氏は以下のように発言しています。
中国の国家ステーブルコインのデジタル通貨電子決済(Digital Currency Electronic Payment:DCEP)が掲げる主な目標の一つが、たとえローンチ前であろうとフェイスブックの仮想通貨「リブラ(Libra)」の増大を防ぐことだという。
引用元:コインデスクジャパン
デジタル米ドルは「避けられない道」:連邦準備銀行総裁(2019/10/04)
中国の場合、リブラが発行されれば今のように外貨を管理するのが難しくなるので、開発を急ぎたいという姿勢ですね。
基軸通貨の覇権争い
ここからは、私の個人的な見解になりますが、中央銀行デジタル通貨の発行は避けられない道だと思います。
現在世界の基軸通貨は、米ドルです。
これからもアメリカは、米ドルを基軸通貨とし続けたいのは、当たり前です。
基軸通貨を発行できるということは、いろいろなメリットがありますからね。
やはり良い悪いは別にして、最初に行動(実装)した者が大きいな影響力を持つと思います。
虎視眈々と、中国などは基軸通貨発行国としての地位を狙っているかもしれません。
果たしてアメリカは、デジタル通貨時代に突入しても、基軸通貨発行国として世界に影響力を持ち続けることができるのでしょうか。
まとめ
中央銀行デジタル通貨を世界でどこの国が最初に発行するのか、とても気になりますね!
ファーストペンギンは、リスクもありますが、リターンも大きいことも多いです。
勇気を持って、最初に“デジタル通貨の海”に飛び込む国がどこなのか、今後も注目していきたいと思います!
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投稿者プロフィール
- JCCA 編集部は、協会主催の様々なイベントや講座、暗号通貨システムやブロックチェーン技術に関する時事ニュースなどを含め、例え話を用い初心者の方にもわかりやすく解説してまいります。/暗号通貨の『普及活動』、それが子供達の笑顔を創造する。
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