暗号資産が創造する未来
シリーズ「小論文文集」第28回目:村田誠也(平成30年月2執筆)をお届けいたします。
この小論文文集は現在、Amazon Kindleでも購入が可能ですが、一人でも多くの方にお読みいただきたいと考え、無料公開する運びとなりました。
受講生の皆様が書いたこの小論文には、たくさんの未来が詰まっています。
この小論文に書かれたことが、今後の未来で実現できれば、どの様な笑顔が創造されるのでしょうか?
すてきな未来を想像し、お読みいただけたら幸いです。
本来の目的と方向性
現在、注目を浴びている仮想通貨。
その多くが投資目的で利用され、仮想通貨の代表的なビットコインでは、昨年12月の高騰で億り人が出現するまでになり、更なる盛り上がりをみせたが、一方では詐欺案件や盗難事件の被害報告が多くなっているのも現状である。
仮想通貨の本来の目的・向かうべき方向性は本当にそうだろうか。
確かに、取引所の口座開設が簡単で、ビットコインを含む上位に位置するアルトコインなどの仮想通貨は、今や持っているだけで資産が増える、などのキャッチフレーズをみたら誰でも投資したくなるのも分かる。
送金手段としての可能性
しかし、私は仮想通貨を投資目的のみに使うことは現実的ではないと考える。
なぜなら、第一に、投資で沢山の資産を残す人々が増えてくる程、悪巧みをする集団の出現リスクが高くなることのデメリットより、第二の、投資の他の用途として、まだごく僅かであるが、ビットコインをはじめとする仮想通貨決済に対応している大手家電量販店やレストラン、カフェなどの店舗で、支払いの手段として利用することが可能な決済手段があるからだ。
さらには、仮想通貨は送信先が分かれば世界中どこにでも送金することが可能な送金手段がある。
募金活動に仮想通貨を利用
だが、決済手段としての利用に関しては、通常の通貨や金融商品のように仮想通貨を利用することができるが、仮想通貨の最大の特徴であるボラティリティの高さがあるため、一般に根付いていない原因であると考える。
送金手段としての利用に関しては、体験談を交える。
先日、台湾で地震が発生したことにより、ある大学生が働きかけている仮想通貨による募金活動を知った。
その募金活動の援助のため、仮想通貨であるビットコインキャッシュ、イーサリアムの送金を行った。
今までの募金は街頭募金や銀行を介しての送金であり、且つ、その集まったお金の使い途は不透明であるのに対して、仮想通貨は取引履歴が残り、改ざん不可であり、世界中に取引履歴が公開され、閲覧が可能、匿名で募金が出来る。
24時間365日世界中から、スマホ一つで募金が可能であり、送金手数料も安い上に、使い途も透明であるという沢山のメリットがある。
まとめ
今後の募金活動など慈善活動には仮想通貨を利用して、よりよい社会が構築されるべきと考える。
これらの手段を利用することで、我々は今まで以上に素早く便利に決済でき、そして銀行を通して海外へ送金するより仮想通貨を利用することにより格安で海外送金も可能であるという大きなメリットが沢山あるからだ。
よって私は、決済や送金システムを有効活用することによって、仮想通貨を投資目的のみに利用することなく、それが詐欺案件や盗難事件の根絶につながり、それが世間の仮想通貨に対する信頼につながり、社会の貢献に大きく役に立つと考える。
村田誠也(平成30年月2執筆)
特記事項:記事として掲載する構成上、原文内容を一部更新しております。
免責事項:シリーズ「小論文文集」に掲載される論文は、その正確性や完全性を当協会や執筆者が保証するものではありません。また、論文中の過去の実績に関する数値、図表、見解や予測などを含むいかなる内容も将来の実装や実現をお約束するものではありません。
暗号通貨技能検定(初級編)は、ブロックチェーンに精通した業務を行っているプログラマーやエンジニアの方々からも支持されている検定資格です。なぜなら、難しく分かりにくい技術用語や単語を明確に理解し、「どの様な例え話を用い、他者へ伝えることができるのか!?」を知れる、日本で唯一の検定講座だからです。
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日々の生活や仕事はもちろん、ビジネスや新たなチャレンジにも役立つ資格であるため、他の受講生の皆様とともに、しっかりと仮想通貨システムおよびブロックチェーンの理解を深めていただけたら幸いです。
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投稿者プロフィール
- JCCA 編集部は、協会主催の様々なイベントや講座、暗号通貨システムやブロックチェーン技術に関する時事ニュースなどを含め、例え話を用い初心者の方にもわかりやすく解説してまいります。/暗号通貨の『普及活動』、それが子供達の笑顔を創造する。
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