暗号資産が創造する未来
シリーズ「小論文文集」第34回目:能塚慎一郎(平成30年2月執筆)をお届けいたします。
この小論文文集は現在、Amazon Kindleでも購入が可能ですが、一人でも多くの方にお読みいただきたいと考え、無料公開する運びとなりました。
受講生の皆様が書いたこの小論文には、たくさんの未来が詰まっています。
この小論文に書かれたことが、今後の未来で実現できれば、どの様な笑顔が創造されるのでしょうか?
すてきな未来を想像し、お読みいただけたら幸いです。
お年玉もキャッシュレス
「お年玉もキャッシュレス」という文字。
これは、暗号通貨技能検定上級編を福岡会場で受講し、博多駅から鹿児島中央駅までの帰りの九州新幹線内の電光掲示板にて見かけた共同通信ニュースの題名である。
現代の中国の旧正月における一般的なお金のやり取りを象徴している。
果たして日本における『キャッシュレス』、そして、今話題となっているキャッシュレスを代表する『暗号通貨』は将来的にどのようなものになるのだろうか。
日本は未だに紙幣や硬貨を用いての決済システムが主流であるが、キャッシュレスシステムの状況は少しずつ確立されつつある。
飲食店やスーパーやコンビニエンスストア、電車やバス・タクシーなどの公共交通機関を利用する際など、キャッシュレスでの決済システムを導入する企業や団体は増え続けていて、今では現金支払いを受け付けない飲食店も出現してきているほどである。
紙幣や硬貨を用いる決済システムから、キャッシュレスの決済システムへ少しずつ移行してきているのが現代の日本である。
日本の現状
その中で、仮想通貨元年と言われた昨年平成29年。
今、日本ではマスコミやニュースで「仮想通貨」や「ビットコイン」など、暗号通貨に関する言葉や文字が使われない日が無いと言ってもよい。
暗号通貨に関しては、平成29年4月1日に資金決済法が改正され、いわゆる「仮想通貨」に関する法整備が確立された。
加えてマネーロンダリング法において、本人確認が義務付けられるなど、暗号通貨を利用する状況が整いつつある。
暗号通貨のメリットとして中央集権型システムではなく、ブロックチェーンを活用し、不正利用もされにくく手数料も極めて安いなどの優れた点が多数あるが、これらも一般的に知られるようになり、人々が興味のある無しに関わらず、誰の目にも触れるようになってきたのが今の日本の状況ではないだろうか。
日本の未来
この状況を踏まえ、日本における暗号通貨の未来を考えていきたい。
銀行を介さない決済システムがこの暗号通貨の決済システムである為、人々は銀行を活用することが極端に少なくなる。
加えて、インターネットで繋がるAIを活用したシステムの普及により、具体的には車や家電、信号機や公共交通機関などインターネットに繋がるものが飛躍的に増える未来になると考えられているが、その状況とともに暗号通貨の特徴や技術が役に立つ状況となる。
インターネットに繋がるものが増えていくということは、決済システムも紙幣や硬貨での決済システムではなくインターネットを活用するいわゆる暗号通貨での決済システムに変わっていくことが想像できる。
まとめ
『暗号通貨が創造する未来』は、このように時代を創っていく決済システムの変化と言えるのではないだろうか。
誰もがこの非中央集権的な決済システムを活用でき、決済のみならず寄付や譲渡など、本当に必要な人たちに、本当に必要なタイミングで通貨をやり取りできるようになる未来を期待したい。
能塚慎一郎(平成30年2月執筆)
特記事項:記事として掲載する構成上、原文内容を一部更新しております。
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投稿者プロフィール
- JCCA 編集部は、協会主催の様々なイベントや講座、暗号通貨システムやブロックチェーン技術に関する時事ニュースなどを含め、例え話を用い初心者の方にもわかりやすく解説してまいります。/暗号通貨の『普及活動』、それが子供達の笑顔を創造する。
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