Credit Card

NOTE|クレジットカードの手数料から考える暗号通貨システムの可能性

「クレジットカード払い、手数料取る加盟店が増加」という記事が目に留まりました。

クレジットカード決済のポイントの財源とは

今回お伝えする内容は、暗号通貨技能検定講座でも触れており、意外と知らない方が多い様です。


クレジットカードを使用した際、今ではほとんどの決済会社がポイント付与のサービスを導入しています。


そのポイントは、カード会社が提供している電子カタログから選び、飲食や旅行など、様々な商品から選ぶことが出来ます。 マイルに交換することも出来ますし、引落額そのものから差し引く事も可能です。 消費者にはメリットが多いように感じられます。


では、そのポイントの財源は、どこからきているのでしょうか?


クレジットカードでもデビットカードでも、私たち消費者が使用する場合の手数料は、支払回数が2回以下であれば発生しません。


しかし、クレジットカード決済を導入している加盟店は、私たちの支払回数に関係なく、決済毎に「加盟店手数料」が徴収されます。

クレジットカード決済の手数料とは

先日、割烹料理のお店で700円のランチを妻と食べに行きました。


いつもは、PayPayで支払っていたのですが、その日はクレジットカードで支払おうと思い、女将に渡したところ「ランチタイムは現金かPaypayのみなんです」と申し訳なさそうに言われました。

これ、ランチタイムだからではなく、「少額決済だから受け付けてくれなかった」というのが正解です。

業種にもよりますが、クレジットカード決済の加盟店手数料は、2~5%が相場です。 よって、少額決済であればあるほど、その手数料が重くのしかかるため、先の飲食店の様に、加盟店手数料が徴収されない現金やPayPayの受付のみと限定される訳です。

ちなみに、皆さんは100円均一のお店でクレジットカードを使われたことはあるでしょうか?

答えは、「No」の方が多いのではないかと思います。 百貨店やモール内に店舗がある100円均一のお店であれば、その場を1つの大口顧客として扱ってくれる場合がある為、クレジットカード決済が導入できますが(決済手数料が非常に安価になる)、多くはそうではないようです。

さて、感の良い方は、既にお気づきだと思いますが、クレジットカードを使用した際にもらえるポイントは何処からきているのか? 答えは、加盟店手数料です。

「んっ?」 「ちょっと待って!」 「なんだか、変じゃない!?」 そう思われた方は、鋭いですね。 私なら、ポイント還元ではなく、現金値引きしてよと言います。

ポイントより現金値引きの方がお得である理由

理由は、6つほどあります。

・現金値引きの方が安い

・ポイントには金利が付かない

・失効するサービスも多い

・ポイントを管理し意識しなければならない

・ポイントで不要な買い物をする確率が上がる

・そもそもポイントはお得ではない

これ以外にも、「現金値引きの方がいいじゃん!」っと思われた方であれば、理由が出てくるかもしれません。

いかがでしょうか?

こういった、「ポイントを貯めない理由」を改めて見てみると、何が得で何が損かは、一目瞭然です。 しかし、こういう方は別です。

ポイントカードを頬でこすりニヤケて身震いする人や、損していることが分かっていても、ポイントを貯めること自体が生きがになっている方です。

こういう方は、趣味でお金を使うのと同じ境地なので、損と言う感覚は薄れているはずです。 しかしながら、多くの方が、先の6項目に気づかれていないようなので、その事を理解すると、明日からの行動が変わってくるかもしれません。

私は時々、行きつけの美容院や飲食店で、クイズみたいに店員さんへ、「ポイントって、お得だと思いますか?」と質問します。 すると多くの方が、「得だと思います」と答えられます。 後は、ご想像のとおりです。

結果、先の理由を伝えると、その定員さんはポイントを貯める人生から解放されます。

皆さんの大切な有限時間の一部に浸透しているポイントについて、一度、向き合う時間を作ってみてはいかがでしょうか?

最後に

今回の内容は、一見暗号通貨とは関係ないように思われるかもしれませんが、暗号通貨のシステムや、そもそも作られた思想を知ると、金利や手数料と言った、普段では当たり前の様に支払っている物事を、客観的に考えることができるようになります。

その結果、「ちょっとこれって、変だよね?」っという疑問を持つことができ、暗号通貨システムが、手数料と言う概念を取り払うことができる可能性を秘めていることに気づけるようになります。

手数料ビジネスを根本から見直す機会を与えてくれたのが暗号通貨システムであり、仲介料としての手数料を必要としない仕組みが「DeFi」です。

暗号通貨技能検定では、お金の本質から学びを深め、様々プロジェクトが、どの様に世界の仕組みをアップデートするのかも学び明確にイメージできる講義を開催しています。

より未来をイメージできる目を、皆さんに持っていただけたら嬉しいです。

ちなみに、関西の紀伊国屋では、ポイントカードとSポイントの両方が貯まります。 そして、私が書籍を購入するために、決済受付で交わす定員さんとの会話はこうです。

定員:紀伊国屋カードに15円、Sポイントに10円ん溜まっていますが、使われますか?

私:はい、使います。

初級検定講座

暗号通貨技能検定のお知らせ

こんな想いの方々が受講されています

  • 暗号通貨やブロックチェーンについて、知識の有無にかかわらず興味関心がある。
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投稿者プロフィール

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山下健一代表理事
暗号通貨の思想とブロックチェーンの概念は、金融システムをより安全に低コストで運用できるだけでなく、銀行口座を持たない20億人の生活環境を底上げします。また、寄附や募金へ広く活用されることは、SDGsの達成にも貢献する事でしょう。一人でも多くの方と共に、正しい暗号通貨システムの可能性を学び、実生活や仕事にも取り入れて頂けるよう、当協会はこれからも「暗号通貨技能検定講座」の開催を重ねて参ります。

【資格・受賞歴】
・日本メンタルヘルス協会公認カウンセラー
・東久邇宮記念賞受賞
・東久邇宮文化褒賞受賞
・特許:特開2016-081134号
・特願:2018-028585