現在の金融の在り方は、一部の者がルールを作り、そのルールに従い活動するしか術がない状態です。これは人単位のみの話ではなく、国単位においても同様の事が言えます。
通貨を支配しているのは米国であり、その状況を打破しようと中国が動いています。しかしながら、通貨とは元々、物の代替え資産であり、その物は地球が私たちに無償で与えてくれた資産です。
しかし、物(いつか腐る)の代替えであるはずの通貨を人は無限に生み出せるというルールを作ってしまいました。もちろん、その結果として貧富の差が小さくなり多くの人々がより幸せに生きられる世界が創造できているのであればであれば、何の問題もありません。
では、今の世界はその様な状況になっているのでしょうか、、、
エルサルバドルがビットコインを法定通貨と認め、その他の小国もそれに続くという状況が続いています。また、国という団体ではなく「DAO(分散型自立組織)」という、国境を越え同じ価値観を持つ者同士の団体の在り方にも注目が集まり始めています。
今一度、世界のあり方に疑問をもち、その環境の中で何とかして生きるという選択肢ではなく、現在を再構築しより良くするにはどうすれば良いかという視点と、それを実行に移す行動力を持ちたいものです。
代表理事 山下健一