先日は、ミス・コスモポリタンジャパンのファイナリスト10名の方々に、「お金の本質と仮想通貨」に関する講義を行いました。
これは、ビューティーキャンプの一環であり、モデルとは容姿だけではなく、立ち振る舞いや、さまざまな分野における知識も必要であるという考えのもとに開催されています。そして、今回は下記の項目について、お話しさせていただきました。
- お金とは何物?
- 基本的な「ポイント」の考え方
- 法定通貨と電子通貨と仮想通貨の違い
- 2種類のアプリを作ってみる
- 2種類の通貨を受け取ってみる
- 誰かのために行動してみる
- ユースケースを見てみる
- 仮想通貨募金をしてみる
- 生命保険のありかた
- 年金のありかた
- 個が輝く世界
みなさん、ファイナリストだけあって凛とした美しさの中に、時に見せるかわいらしさも相まって、私自身も講義前は少し緊張してしまいましたが、あっという間の90分でした。
代表理事 山下健一
お金とは何物か
財布から1万円札を取り出し「これは何ですか?」という質問から、講義は始まりました。
みなさん、少し不思議そうな表情を浮かべられていましたが、一人のファイナリストにあらためて聞いてみると、「お金です」との返答がありました。
もちろん、正解です。
その次に、この様な質問をしてみました。
「では、このお金は何物ですか?」
なかなか、答えが出ません。それはそうですね。お金はお金なのですから。しかしながら、答えはこうです。
「これは紙であり、交換するために便利なアイテムです」とお伝えしました。
これが、お金とは何物なのかという問いに対する答えです。
ポイントの基本的な考え方
「みなさん、クレジットカードのポイントやフライト後にもらえるマイル、書店でもらうポイントはためていますか?」
という質問をさせていただきました。結果、半数以上の方が、手を挙げられました。ポイントをためる理由としては、ポイントで物を購入したり、旅費に充てたりなど、さまざまな使い道がある事でしょう。
では、ポイントをためることは、理にかなっているのでしょうか?
ここでは、10%の現金値引きと、10%のポイント付与とでは、どちらが得なのかという観点で、お話をしました。
仮に10万円の高級化粧品セットを買うとします。現金値引きの場合は1万円が値引きされて戻ってきます。
ところがポイント付与の場合、出すのは10万円ですが、1万円分がポイントとして付与されます。ここまでだと同じ10%なのでどちらも変わらない印象です。ところが厳密に考えると、かなり割引率は異なってきます。
ポイント付与の場合、付与された1万円のポイントはその店、あるいは同じチェーン店でしか使うことはできません。したがって、ポイント付与の場合、最終的にはその店で、化粧品以外の買い物をする必要があり、その1万円を含め11万円を使うことになります。
この11万円のうち、店がくれた分が1万円ですので、値引きの割引率は1万円(店がくれた金)÷11万円(最終的に使った金)ということで9.1%の割引率です。
1÷11=0.0909×100=9.09%
一方、現金値引きの場合は、10万円を使って現金1万円を戻してくれるので、1万円÷10万円となり、こちらは文字通り10%の割引率です。しかもポイント付与の場合、1万円分はそのお店でしか使えませんが、現金値引きであれば1万円はキャッシュだからどこでも、何にでも利用できます。こうして考えていくと、現金値引きの方が得であることが分かります。
1÷10=0.1×100=10%
この様に、少し視点を変えて比べてみることにより、損得で考えていた場合は、何が損で何が得かが明白です。しかしながら、ポイントをためて旅行に行ったり、ためたポイントで大きな買い物をするという事が楽しみであり喜びである場合は、損得が基準ではありませんので、ポイントをためることの意味は、十分に成り立っています。
お金の本質も学ぶことが出来る、暗号通貨技能検定(初級編)とは!?
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法定通貨と電子通貨と仮想通貨の違い
法定通貨
不換紙幣であり国の信用で成り立っている通貨です。発行は、日本銀行が行っています。当該国でのみ使用が可能です。
電子通貨
一般的に「電子マネー」と言われており、国が通貨として認めており、企業によって発行されています。これは、「通貨のように使える電子的記録媒体に記録された情報」と捉えることもできます。現金をチャージして電子マネーと交換した場合、あらためて現金に戻すことはできません。当該国でのみ使用が可能です。
仮想通貨
日本国では通貨として認められていますが、発行体はほとんどの場合、国や企業ではなく、例えるならば「チーム」です。
一般的には、インターネット上にある情報を、スマートフォンのアプリを通して記録を表示させており、法定通貨や電子通貨の様に、当該国のみでしか使用できない通貨ではなく、国が支払いとして法的に規制していなければ、仮想通貨には「国」という概念がないため、世界各国に決済可能な店舗あれば、「だれでも・どこでも・いつでも」使用することが可能です。
2種類のアプリを作ってみる
今回は、電子マネーではありませんが、当協会が推薦している「Pring」のサービスが活用できるアプリと、ビットコインキャッシュのペーパーウォレットを活用するために、いくつかあるアプリの中から「Coinomi」を選択しインストールしました。
2種類の通貨を受け取ってみる
「Pring」については、個人情報の登録がありましたので、時間の都合上、送金や受け取りまで進めることはできませんでしたが、預金口座からアプリにチャージして個人間で送受金したり、セブンイレブンであればATMから手数料なし(1日に回数限度あり)で、現金を出金することができ来る事などをお伝えしました。
「Coinomi」では、ペーパーウォレットに入っていたBCH(ビットコインキャッシュ)を、アプリで抜き取る「スウィープ」という作業を行いました。みなさん、初めての経験でしたので、不思議な表情をされていましたが、実際に受け取った際には、驚きととともに笑顔がこぼれていました。
暗号通貨技能検定(初級編)は、ブロックチェーンに精通した業務を行っているプログラマーやエンジニアの方々からも支持されている検定資格です。なぜなら、難しく分かりにくい技術用語や単語を明確に理解し、「どの様な例え話を用い、他者へ伝えることができるのか!?」を知れる、日本で唯一の検定講座だからです。
講座は「お金について」を含め、1から重要な項目を前編後編合わせて3.5時間の中で、しっかりと学ぶことが出来る内容になっていますので、「興味はあるけれど講座についていけるのか、少し心配」という方であっても、安心して受講いただけます。
日々の生活や仕事はもちろん、ビジネスや新たなチャレンジにも役立つ資格であるため、他の受講生の皆様とともに、しっかりと仮想通貨システムおよびブロックチェーンの理解を深めていただけたら幸いです。
暗号通貨技能検定で、7つの自信を確立する
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本質を学び活かすことができる、暗号通貨技能検定(初級編)とは!?
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投稿者プロフィール
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暗号通貨の思想とブロックチェーンの概念は、金融システムをより安全に低コストで運用できるだけでなく、銀行口座を持たない20億人の生活環境を底上げします。また、寄附や募金へ広く活用されることは、SDGsの達成にも貢献する事でしょう。一人でも多くの方と共に、正しい暗号通貨システムの可能性を学び、実生活や仕事にも取り入れて頂けるよう、当協会はこれからも「暗号通貨技能検定講座」の開催を重ねて参ります。
【資格・受賞歴】
・日本メンタルヘルス協会公認カウンセラー
・東久邇宮記念賞受賞
・東久邇宮文化褒賞受賞
・特許:特開2016-081134号
・特願:2018-028585
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