ビットコイン

NOTE|ビットコインに貨幣の定義を当てはめる人

ビットコインに対し、貨幣(お金)の経済学上3つの定義「価値の尺度・価値の保存・交換の媒介」の内の「価値の保存」を当てはめる必要はないのではないかと考えています。

経済学者や有識者が既存の概念にあてはめて考えようとするから、多くの人の「理解できた」に行きつかないのではないかと思っており、新たなステージに進む機会が奪われているのではないかと思っています。

ビットコインを、今までの「価値の保存」という定義で測る必要はないという事です。

価値の保存という定義の価値は、国の信用に対して価値が保存されているかどうかなのであって、ビットコインはそもそも、国の信用がいらないのだから、既存の通貨概念の中で考えようとすると無理が出てきます。

エルサルバドルがビットコインを法定通貨として認めました。

そして、ここで重要なのは、ビットコインが発行主体として国や団体や企業が存在するわけではなく、管理されているわけでもないので、そのコインを法定通貨として認めたという事は、国が認めた通貨では無く「国民が認めた通貨」であるという見解を持つことが重要になってくるという事です。

これから、エルサルバドルの国民はビットコインを法定通貨として使う機会が増えていくわけですが、通貨の概念が根こそぎ変わるので、色々な気づきがあると思います。

例えば、なぜ私たちはドルと言う基軸通貨に縛られたいたのだろうかという気づきだったりします。

「ドルは一国の法定通貨だよね。でもビットコインは世界通貨を創造するきっかけを与えてくれているのではないだろうか。そもそも、なぜ国境なんて存在するのだろうか。人間以外の生き物で国境に縛られて生きている生き物っているかな(なわばりの概念とは違う)。同じ人間なのに、なぜこれほどまでに貧富の差が存在するのだろうか。貧富の差の原因って、そもそも何なのだろうか、、、」

ビットコインが誕生した本質を考え追及していくと、こういった疑問にぶち当たります。必ずぶち当たります。

もし、ぶち当たっていない場合は、本質が見えていないだけです。そしてラッキーなのは、本質見ることができるチャンスが残されているという事です。これはかなりラッキーです。

ビットコインを探究していくと、世界通貨をイメージできやすくなります。国や団体や企業が発行した通貨ではない通貨です。

例えば単位は「Earth」がイメージできます。Earthには為替が存在しなくなりますから、世界中の人々が平等に使えます。スマホさえあれば使えるので、銀行なども必要と感じる機会は減少するでしょう。

フィンテック分野も飛躍的に成長し、DeFiの分野も向上していますから、様々な既存の金融機関にお世話になる必要がありません。

テクノロジーも向上してるため、規制すること自体が無くなり、個人間取引が活性化され、仲介業という職業も不要になっていきます。

そして人は個人間取引が広がって行くとある事に気づき始めます。

「このEarthは、働いて誰かから受け取ったけれど、私自身も誰かに送っている。結局、受け取っても誰かに送るのなら、この作業の様なこと自体なくてもいいのではないか、、、」

人は、可能性にあふれている生き物ですから、きっと気づくと思います。

そして、こんな会話が聞こえてくるようななるでしょう、、、

「ところで最近思ってるんだけど、そもそもEarth(お金)って、いらなくない?無くても、みんながみんなを想い行動し生きているんだから、、、」


現代社会に生きる我々は、お金は必要であり重要です。では何故、お金が必要で重要な社会になってしまったのでしょう。

ビットコインは、お金の本質を根本から考える機会を与えてくれています。

 

ビットコインとは何なのか、何故誕生したのか、私達に何を投げかけているのか、学び行動し続けたいものです。

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投稿者プロフィール

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山下健一代表理事
暗号通貨の思想とブロックチェーンの概念は、金融システムをより安全に低コストで運用できるだけでなく、銀行口座を持たない20億人の生活環境を底上げします。また、寄附や募金へ広く活用されることは、SDGsの達成にも貢献する事でしょう。一人でも多くの方と共に、正しい暗号通貨システムの可能性を学び、実生活や仕事にも取り入れて頂けるよう、当協会はこれからも「暗号通貨技能検定講座」の開催を重ねて参ります。

【資格・受賞歴】
・日本メンタルヘルス協会公認カウンセラー
・東久邇宮記念賞受賞
・東久邇宮文化褒賞受賞
・特許:特開2016-081134号
・特願:2018-028585