ブロックチェーンでチケットを管理

ボストン交響楽団は、タングルウッドの夏季シーズン再開に伴い、安全なデジタルチケットであるトゥルーチケットを採用しました。

トゥルーチケットとは

安全な非接触型デジタルチケットであトゥルー・チケット（ True Tickets）は、コンサートを開催知る様々な団体が、よりスムーズかつ安全に講演を再開すできる様にリリースされました。

トゥルー・チケットは、非接触型の安全なモバイルチケットを活用し、会場やイベント運営者に管理権を与えることで、イベント来場者の総合的な体験を向上させる事ができる、ブロックチェーン技術を導入したチケットサービスです。

ボストン交響楽団がトゥルー・チケットを導入

この度、ボストン交響楽団(BSO)は、トゥルー・チケットの非接触型チケットサービスを利用し、チケットのスムーズな取引を強化するとともに、コロナ禍に伴う健康と安全のプロセスを改善し、今年後半にライブパフォーマンスを再開する予定です。

1881年に設立されたBSOは、世界最大級のオーケストラ組織であり、ライブパフォーマンス、レコーディング、教育プログラム、そして最近ではオンラインストリーミングの拡大により、多くの人々に影響を与えています。ボストンのシンフォニーホールはBSOの秋・冬・春の公演会場ですが、1937年以来の夏の本拠地であるタングルウッドでの対面ライブを再開するための準備が整っています。

トゥルーチケットの安全な非接触型チケットサービスにより、お客様はウィルコールや物理的なチケット取引を回避することができ、お客様とスタッフの接触を最小限にすることで、より安全で簡単にチケットを購入することができます。

デジタルチケットを導入した理由

BSOは、デジタルチケットを利用することでイベント前やイベント中にチケットを持つあなたと連絡をとり、最新のポリシーや手順を共有することができます。また、パンデミック関連の手続きや今夏のタングルウッドの再開計画などについて、事前に正確な情報を知ることができます。

しかし、それ以上に重要なのは、チケットの購入時の手続き、ライブコンサートの体験だけでなく、あなたがオーケストラと関わりを持ちたいと考えた場合、年間を通じて様々な機会を提供するための橋渡しがトゥルー・チケットでは可能となります。

BSOの最高執行責任者であるアレクサンドラ・フックスは、「7月のタングルウッドの再開に向けて、トゥルー・チケットと協力して、この夏にBSOの数多くのプログラムに参加する常連客と新規参加者の両方に、最も安全で顧客に優しい感動を提供できることを嬉しく思っています」と述べています。

トゥルー・チケットは、チケット販売の利便性と透明性を提供し、私達を再び安心安全なイベントへの参加を可能にしてくれるようです。

トゥルーチケットが目指すもの

トゥルー・チケットサービスは、Hyperledger Fabric上に構築されたIBMブロックチェーン上で動作するAPIを使用します。

これにより、既存のインフラを置き換えやハードウェアを追加することなく、既存の発券システムと迅速に統合することが可能です。

トゥルー・チケットサービスは、さまざまな会場の設定や課題に合わせて最適化することができるのです。

トゥルー・チケットの創業者兼CEOのマット・ザラシナは、「ボストンを拠点とするチケッティングの新興企業として、象徴的な存在であるボストン交響楽団と提携し、彼らの再開を支援すると同時に、利用者の体験を向上させることができ、とても嬉しく思っています。」と語っています。

また、「私たちは共に、ライブエンタテインメントの新しい時代が到来している中において、ライブパフォーマンスを安心安全に再開する方法を実証しています。

これは、公演前、公演中、公演後のいずれにおいても、より魅力的な体験を提供できることに繋がります。今後、ボストン交響楽団のような非営利団体にとってトゥルー・チケットサービスは、年間を通じたファンとの愛着心および親近感を深める強力なツールになります」と述べました。

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投稿者プロフィール

山下健一代表理事

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【資格・受賞歴】
・日本メンタルヘルス協会公認カウンセラー
・東久邇宮記念賞受賞
・東久邇宮文化褒賞受賞
・特許：特開2016-081134号
・特願：2018-028585