これは当然の様に思えますが、非常に重要な要素が含まれています。それは、親がNFTに興味を持っており、NFTマーケットプレイスへ出品した事があったという点です。
みなさんは、NFTという言葉を何度も聞いたことがあると思います。そして、数あるマーケットプレイスのサイトも観覧された事でしょう。
それでは、ここで質問です。
みなさんは、NTFマーケットプレイスに作品を出品したことはあるでしょうか?なぜ、この様な質問をしたかと言うと、このニュースにおける重要なポイントがここにあるからです。
0.006ETH(約2,300円)で売りに出した3作品は、最初の1週間は無反応でしたが、ドット絵イラストレーターが購入したことで、ゾンビ飼育員くんの作品は、NFT業界に知れ渡ることになります。
この少年は今まで、お小遣いやお年玉でポケモンカードを買い、友達とカードゲムをして遊んでいた「消費者」でした。1枚目が売れた際の、「すごい、ポケモンカードが何パック買えるんだろう!」という感想が、新鮮です。
このように、誰もが初めは「生産者」ではなく「消費者」です。
では、何がきっかけで消費者から生産者へ移行できたのでしょうか。それは、親が自身でマーケットプレイスに出品した事があり、それがきっかけで、おかしなクジラたちを知った事にあります。
その結果、「この子も興味を持つかな?」と、ドット絵を子供に見せました。
おかしなクジラを描いたベンジャミンくんも今回の主人公であるゾンビ飼育員くんも、同じ子供であり、家庭環境にも大きな違いはありません。きっと日本には、この子たちと同じような家庭環境にある家族は、何百万人と居るでしょう。
では何故、この二人は記事として取り上げられたのでしょうか。それは、先にも書いたように、「親が行動した」という点が重要なポイントだという事です。