私たちの多くが銀行口座を作り、銀行と言う仲介業者を経て他の私たちに貸し出されている状況は、少し考えると誰もが気づくと思います。
想像してみましょう。
みなさんとお隣に住んでいる仲良しご近所さん。あなたは、持ち家に住んでいます。早々に引っ越す事もありません。
そんな中、あなたはメインバンクがみずほ銀行であり、預金が2,000万円あります。そして、あなたの隣に住んでいる方の住宅は、親から引き継いだ住宅であり、建て替えが必要な時期であったため、1,000万円かけて建て替える事となり、みずほ銀行でローンを組むことになりました。
あなたは、みずほ銀行に2,000万円の預金があり、年0.02%の金利を得ています。あなたのお隣さんも、みずほ銀行に口座があり1,000万円のローンを組み、年0.94%の利息を支払う事になります。その額、約10万円です。
また、あなたとお隣さんは仲が良いので、頑張って2,000万円を貯めたことや、お隣さんは建て替えが必要になったので、1,000万円のローンを組んだのだと笑顔で互いに話し合います。
しかし、二人は暗号通貨技能検定の初級検定講座を受講していましたので、ある事に気づきました。それは、お金が銀行にあるAさんは、建て替えが必要なBさんに提案したのです。
「私の銀行口座にある預金の内、1,000万円を年利0.02%でお貸ししますよ。」と伝えました。そしてBさんは、「本当にありがとうございます。それでは、年利0.3%お支払いさせていただきます。」と返答しました。
既に、お気づきの方もおられると思いますが、ここに銀行が入ることにより、仲介手数料が徴収されます。
金融業トップに君臨する銀行業の仕組みの一部が手数料ビジネスです。
これは、誰もが業として行えるものではなく、免許が必要です。そして、その免許は誰でも簡単に取れるものではなりませんし、取れたとしても銀行運営の許可など、まず出ないでしょう。