皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
2019年11月16日(土)に、第7回目となる暗号通貨技能検定(上級編)が開催されました。
本日は、その後編のレポートをお届けいたします。
テーマ3:暗号通貨システムの構成技術と概念
担当する講師は、当協会の代表理事である山下健一。
講座の内容は以下の通り。
- ハッシュ関数
- 公開鍵暗号
- デジタル署名
- タイムスタンプ
- P2Pネットワーク
- ブロックチェーン
- ノード
- PoW(仕事の証明)
- DLT(分散型台帳技術)
初級講座でも習った項目もありますが、さらに深層まで掘り下げます。
項目だけ見ると、難しそうだと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、安心してください。
身近な事象に例えながら、誰にでもわかりやすく講義を進行していきます。
ただし、初級講座の知識は必須です!
私が一番感動したのは、PoWの項目です。
受講生自身がノードになり、実際にスマホを使って演習をしてみました。
これには、ビックリ!
頭の中ではわかっているつもりでも、実際に経験してみるのでは、訳が違います。
受講生の皆さんも、良い経験になったと思います。
テーマ4:SDGs×Blockchain×Action
いよいよ最後のテーマです。
担当する講師は、テーマ3に引き続き、当協会の代表理事である山下健一。
SDGs(持続可能な開発目標)の実現にブロックチェーン技術が、世界中で大変注目を浴びています。
既に国連では、ブロックチェーンを使ったプロジェクトが開始され、民間へも急速に広がりつつあります。
上級編最後のテーマである、SDGs×Blockchain×Actionでは、仮想通貨システムの観点から、SDGs(持続可能な開発目標)の実現に向け、どのようなアプローチが可能なのか?、を考えるグループワークが中心です。
これまで学んできた知識を総動員して、仲間と意見を出し合うことになります。
- 不可逆的であり必ず同じ答えが導き出される“ハッシュ関数”
- 当事者間で情報を守る関係を構築する“公開鍵暗号方式”
- 自身であることを明確に証明する“デジタル署名”
- いつ、何をしたかを皆で認め合い保証する“タイムスタンプ”
- 上下関係が無く仲介者を必要とせず互いを認め合うP2Pネットワーク
- 歴史をつなぎ隠し事が無く改ざんを不可能にしたBlockchain
- 善意ある者のみで構成される情報を保管するノード
- 自信の仕事の証明を他の全員へ伝え認めてもらうProof of Work
- 同じ情報を共有し平等を主とするDLT(分散型台帳技術)
最後は、仮想通貨システムを理解し、SDGsを“自分事”としてとらえることができるようになった、受講生の発表です!
受講生からは、創造性豊かなアイデアがたくさん発表されました。
情報の格差から生み出されている貧富の差の是正、教育の機会均等、食品ロス削減、等々。
私が特に注目したのは、下記の2点のアイデアです。
- 商品の所有者情報をブロックチェーンに登録し、そのQRコードを商品に付けておけば、仮に不法投棄をしても、所有者がはっきりわかるので、ごみが削減できるプロジェクト。
- 自分の特技で、困っている方の問題を解決し、報酬を得ることができる、P2Pネットワークの考え方を取り入れたプロジェクト。仲介者が存在しないので、報酬を搾取されることもありません。仮想通貨で支払いをすれば、世界中どこにいても、スマホひとつで瞬時に支払いも完了します。
頭が固い私には、思いつくはずもないアイデアが発表され、感心しきりでした!
今後の受講生の活躍に期待
受講生はこれから、小論文の提出と口頭試問を経て、晴れて“公認暗号通貨技能アドバイザー”として認定されます。
公認暗号通貨技能アドバイザーとなられた暁には、暗号通貨の正しい知識を広める活動を、それぞれの地域でしていただくことになります。
協会本部も全力で応援致します。
皆さまの、ご活躍が今から楽しみで仕方がありません。
期待しています!
最後に
今回もたくさんのサポートスタッフのお力添えを頂き、おかげさまで無事に「暗号通貨技能検定(上級編)」を終えることができました。
本当にありがとうございました。
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投稿者プロフィール
- JCCA 編集部は、協会主催の様々なイベントや講座、暗号通貨システムやブロックチェーン技術に関する時事ニュースなどを含め、例え話を用い初心者の方にもわかりやすく解説してまいります。/暗号通貨の『普及活動』、それが子供達の笑顔を創造する。
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