目次
皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
本日は、リブラ協会、ブッシュ・オバマ政権下でマネーロンダリング及びテロ対策強化に務めた者をCEOに指名、という話題を取り上げてみたいと思います。
スチュアート・リービー氏をCEOに指名
リブラ協会は、ホームページやツイッターで、リブラ協会のCEO(最高経営責任者)に、スチュアート・リービー氏を指名したと発表しました。スチュアート・リービー氏とは、どんな経歴の人物なのか、少し解説してみたいと思います。
リービー氏は現在、世界最大級のメガバンクであるHSBCホールディングスのCLO(最高法務責任者)を務めており、800人以上を擁する法務部門を管理監督しています。また、HSBCホールディングスのグループマネージングディレクターも兼務しています。
HSBCに入社する前は、ブッシュ大統領とオバマ大統領の政権下では財務省に勤務し、マネーロンダリング及びテロ対策強化に尽力しました。現職である、HSBCの最高法務責任者を辞任した後、今年の夏頃には、リブラ協会の最高経営責任者に就任する予定となっています。
ちなみに、リービー氏はハーバード大学を首席で卒業しています!
顔立ちを拝見すると、聡明な印象を受けるのはもちろんですが、人当たりが良さそうな感じですし、がちがちの堅物!みたいな印象は全くなく、個人的には好印象です。
出典:リブラ協会
リービー氏は、リブラ協会の最高経営責任者への就任指名に際し、下記のように述べています。
Libra Associationに参加できたことを光栄に思います。テクノロジーの力を活用してグローバルな支払い環境を変革するための大胆な道筋を示しています。テクノロジーは、個人や企業が送金や受け取りを容易にし、金融システムの傍観者から取り残された10億人以上の人々に力を与える機会を私たちに提供します。このビジョンを実現するために、政府、規制当局、およびすべての利害関係者と緊密に協力することを楽しみにしています
引用元:リブラ協会 プレスリリース
The Libra Association appoints Stuart Levey as CEO(2020/05/06)
まとめ
既報(フェイスブックのリブラ、構想見直しへ~しかし既存の計画も続行?~)でもお伝えしたように、リブラ協会は当初の独自路線を改め、構想見直しを発表しています。具体的には、複数の法定通貨に価値を裏付けされたステーブルコインでなく、1つの法定通貨に裏付けされたステーブルコインの開発もする、ということです。
さらに、2020年4月16日のロイターでは、「リブラにより将来のCBDC(中央銀行デジタル通貨)をネットワークに“直接統合”できるようになる」とも報じています。そういった意味で、リブラ協会がリービー氏をCEOに指名したのは、マネロン対策で規制当局と足並みを揃える狙いがあるだろうし、うってつけの人選ではないでしょうか。
ただ、「世界で17憶人いるアンバンクトを救う」という大義名分を掲げた当初のリブラが、HSBCからCEOになる方を引っ張ってくるとは、皮肉なもんですね。
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