皆さん、いかがお過ごしでしょうか?
本日は、“グーグルが量子コンピュータで「量子超越性」を実証”という話題を取り上げてみたいと思います。
が、
今回は本当に触りだけとして、機会を改めてガッチリ寄稿したいと思います。
暗号資産(仮想通貨)やブロックチェーンへの影響は?
先月末に、グーグルが量子コンピュータで「量子超越性」を実証、というニュースが世界を駆け巡りました。
皆さん、どう思われましたか?
もうこれで仮想通貨の意味がなくなる!
とか、
ブロックチェーンのセキュリティが破られてしまう!
と、思われたかたも多いのではないでしょうか。
ちなみにですが、
そのような事態が今すぐ起きれば、ありとあらゆる銀行はハッキングされ、あなたの大事な貯金は抜き出されてしまうはずです。
おそらく世界的規模で考えたら、こちらの事態の方がよっぽど大問題だと思いますが、あまり声高にこの件を発言する人はいないように思います。
とにかく今日明日、量子コンピュータによって、あなたの大事な貯金が銀行から盗まれたり、ブロックチェーンが破られることはないということは、間違いのない事実だと思います。
だから、一先ず安心してください。
それにしても、この問題は負の側面だけ、取り沙汰される傾向にありますよね~。
私が一先ず安心と申し上げても、おそらく信用がないので、今回の記事の題名でもある、「量子コンピューターはブロックチェーンを殺さない」という記事がInternational Business Timesにありますので、お時間あるときにご一読してみても良いかと思います。
改めてこの記事に関しては、説明をする機会を設けたいと思っています。
量子コンピュータには目的が異なる技術がある
量子コンピュータは、設定と目的が異なる技術を区別して整理し、理解する必要があると言われています。
- 万能量子コンピュータ
- 量子アニーリング
- 量子鍵配送
以上の3つ。
上記の3つも機会を改めてご説明はしますが、極々簡単にまとめると、
1.の万能量子コンピュータは、これが本当の意味で完成すると、公開鍵暗号が無力化する可能性があり、既存の仮想通貨のシステムが破綻するおそれがあります。
2.の量子アニーリングは、組み合わせ最適化問題など特定の問題に特化したもので、公開鍵暗号への脅威となることはありません。この領域はよく実用化に向けて、論じられている領域だと思います。いかに渋滞に巻き込まれず、最適なルートを使い最短の時間で、荷物を届けることができるようになる!と、よく具体例が示される分野です。
3.の量子鍵配送は、既存の暗号技術を強化することができるであろう技術と言われています。
まとめ
量子コンピュータからの攻撃に対する耐性を備えているといわれる仮想通貨も既に存在はしていますし、耐性がない仮想通貨でも今後は耐性を備えるように、アップグレードをすることも予想されます。
だから、あまり不安に思うことなく、量子コンピュータの有効的な活用方法に想いをめぐらす方が、精神的にも健康だと思います。
今回のテーマに関しても、いずれもっと掘り下げてお届けしたいと思っています。
またお会いしましょう!
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投稿者プロフィール
- JCCA 編集部は、協会主催の様々なイベントや講座、暗号通貨システムやブロックチェーン技術に関する時事ニュースなどを含め、例え話を用い初心者の方にもわかりやすく解説してまいります。/暗号通貨の『普及活動』、それが子供達の笑顔を創造する。
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