暗号資産が創造する未来
シリーズ「小論文文集」第22回目:砂川惠一郎(平成29年7月執筆)をお届けいたします。
この小論文文集は現在、Amazon Kindleでも購入が可能ですが、一人でも多くの方にお読みいただきたいと考え、無料公開する運びとなりました。
受講生の皆様が書いたこの小論文には、たくさんの未来が詰まっています。
この小論文に書かれたことが、今後の未来で実現できれば、どの様な笑顔が創造されるのでしょうか?
すてきな未来を想像し、お読みいただけたら幸いです。
実利を提供することのできるネットワークシステム
仮想通貨とは従来我々が通貨として認識していた価値の交換媒体のほかに、業務効率化の面など、これまでにない実利を提供することのできるネットワークシステムである。
非中央集権的な仕組みが可能で、国家の規制に縛られず全世界を通して活用できることも大きな特徴の一つである。
仮想通貨が普及していくにつれて今後どのような変化が訪れるだろうか。
まず、企業業務が飛躍的に効率化され大幅なコストダウンとともに人員の整理縮小が訪れるであろう。
それは、特定の業種に留まらず多くの産業で起こる可能性が十分考えられる。
なぜなら、仮想通貨は種類によってその特徴は多岐にわたり多くの分野に応用できる可能性を秘めていると考えられているからである。
特に銀行・不動産など仲介業に与える影響は大きいと言われている。多くの職種で整理縮小が進み失業率の増加は国にとっても問題となることが考えられる。
しかし、利便は逆行しないことを考えると企業も無駄な人員を採用することは難しい。
価値観を変える必要性
これが現実となり対策を試みる場合、これまでの価値観を変える必要性があると感じる。
現在の資本主義経済において成果報酬の成果とは主に収益・利益の金額で評価され、商品・サービス・人などの価値判断に金銭が絡んでくると言っても過言ではない。
商品の価値を価格で、人の価値を年収で判断する風習は確かに存在し、判断基準として一定の合理性は否定できない。
しかし、純粋に世の役に立つかどうかを値段で判断するのは非常に難しい。売上・収入に対する意識が高いため、世の役に立つという根源的な願望が潜在的に抑えられている人も少なからずいるのではないだろうか。
利潤追求から「奉仕の心」に対する評価も高める
今後は値段を考慮せずどれだけ世の役に立てるか、どれだけ人の心を温かくするか、という点での評価を社会全体が高めていく必要があると私は考える。
評価という考え方が中央集権的かもしれないが、効率・能率的中心から人間的中心の意識を高め、利潤追求から奉仕の心に対する評価も高める必要があると考える。
これに沿って教育の変化にも影響与えると思われる。指導要綱に従った一定の記憶式の競争教育に限界が生じ、個々人が考える力をつける教育、世代や文化の違う人々を受け入れる教育に変化していくことが必要だと考える。
まとめ
これは、地域や日本だけでなく、世界共通で向かうことが望ましく容易ではないだろう。
しかし、仮想通貨にはその可能性がある。
なぜなら仮想通貨はそれ自体が世の役に立てる能力があり、非中央集権だからこそ世界中の人々と横で繋がることを可能にする。
一国が反対してもそれを乗り越える力がある。
特定国への資源の偏りはどこかで貧困・犯罪を生み世界全体で見るといずれ衰退の方向へ向かっていくだろう。
仮想通貨の存在は世界中の人々で「分け与える」ことを実現し、優しさに溢れた世界を次世代に繋ぐバトンと成り得るのではないかと私は考える。
砂川惠一郎(平成29年7月執筆)
特記事項:記事として掲載する構成上、原文内容を一部更新しております。
免責事項:シリーズ「小論文文集」に掲載される論文は、その正確性や完全性を当協会や執筆者が保証するものではありません。また、論文中の過去の実績に関する数値、図表、見解や予測などを含むいかなる内容も将来の実装や実現をお約束するものではありません。
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日々の生活や仕事はもちろん、ビジネスや新たなチャレンジにも役立つ資格であるため、他の受講生の皆様とともに、しっかりと仮想通貨システムおよびブロックチェーンの理解を深めていただけたら幸いです。
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投稿者プロフィール
- JCCA 編集部は、協会主催の様々なイベントや講座、暗号通貨システムやブロックチェーン技術に関する時事ニュースなどを含め、例え話を用い初心者の方にもわかりやすく解説してまいります。/暗号通貨の『普及活動』、それが子供達の笑顔を創造する。
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