最近関東ではシトシト雨が続いており、梅雨真っただ中といった空模様です。
皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
本日は、日本銀行の雨宮正佳副総裁が、「中央銀行デジタル通貨(CBDC)の調査研究を進める」と表明された件を取り上げてみたいと思います。
雨宮日銀副総裁の発言
日銀の雨宮正佳副総裁は5日、都内で開かれた「ロイター・ニュースメーカー」(リフィニティブ共催)で講演し、下記のように発言しました。
中央銀行デジタル通貨(CBDC)について近い将来に発行する計画はないとの従来見解を示しながらも、技術革新が急速に進む中で、場合によっては発行の必要性が急速に高まるかもしれないとの認識を示した。日銀として分散型台帳技術などに関する調査研究を進め、法的論点については近く報告書を公表すると表明した。
引用元:REUTERS
中銀デジタル通貨、調査研究進める 必要高まる可能性も=雨宮日銀副総裁(2019/07/05)
法的論点については近くに公表する、とあるので公表されましたら改めて解説してみたいと思います。
プロジェクト・ステラ(Project Stella)
日本銀行も今になって急いで研究開発を始めたわけではなく、だいぶ前から研究はしており、日本銀行と欧州中央銀行の分散型台帳技術に関する共同調査プロジェクト「プロジェクト・ステラ」というものが存在します。
2017年9月6日には、このプロジェクト・ステラの報告書「分散型台帳技術による資金決済システムの流動性節約機能の実現」(原題:Payment systems: liquidity saving mechanisms in a distributed ledger environment)として、日本銀行のHPで公表しています。
報告書の資料を添付しておきます。
内容を確認するとHyperledger Fabricを基盤とし、スマートコントラクトも実装されるそうです。
世界の中央銀行では
BIS(国際決済銀行)やWEF(世界経済フォーラム)の調べによると、現在では世界の少なくとも40の中央銀行が、中央銀行デジタル通貨(CBDC)の調査研究をを進めていると発表しています。
今後もますますこの流れは加速するのではないでしょうか。
まとめ
中央銀行デジタル通貨(CBDC)が仮に導入されるメリットとしては、ブロックチェーン上でお金の流れが追えるようになります。
そうするとマネーロンダリングや脱税など、不法行為がなくなることが期待されています。お金の流れは政府には丸見えですからね。
それに紙幣や貨幣の発行と流通のコストも削減できます。
ただ、ビットコインは国や地域という概念を超越しているんです。単純にお金をデジタル化しただけではありません。単純にお金をデジタル化したのが今回お話しさせていただいた中央銀行デジタル通貨(CBDC)ということです。
この違いは、小さいようで大きいですよね!
それに、日本銀行が中央銀行デジタル通貨(CBDC)を発行したとしても、それが法律的に仮想通貨(暗号資産)になるかというと、そう簡単な問題ではありません。
暗号通貨技能検定(初級編)は、ブロックチェーンに精通した業務を行っているプログラマーやエンジニアの方々からも支持されている検定資格です。なぜなら、難しく分かりにくい技術用語や単語を明確に理解し、「どの様な例え話を用い、他者へ伝えることができるのか!?」を知れる、日本で唯一の検定講座だからです。
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投稿者プロフィール
- JCCA 編集部は、協会主催の様々なイベントや講座、暗号通貨システムやブロックチェーン技術に関する時事ニュースなどを含め、例え話を用い初心者の方にもわかりやすく解説してまいります。/暗号通貨の『普及活動』、それが子供達の笑顔を創造する。
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