サイトアイコン (一社)日本クリプトコイン協会

FFFリブラ開発トップ「ユーザーはフェイスブックを信頼する必要ない」(カウンターパーティリスク)

Pile of 3D Facebook Logos

ようやく九州の天候も回復されたようです。

しかし、地盤が緩んで土砂災害の危険がまだ考えられるので、油断せずにもうしばらくの間は災害情報に注意してください。

さて、本日はFacebookの仮想通貨(暗号資産)リブラの開発トップが、「ユーザーはFacebookを信頼する必要はない」と発言したニュースについて取り上げてみたいと思います。

リブラのプロジェクトを率いる、デビッド・マーカス氏の発言

デビット・マーカス氏は以下のように述べています。

デビッド・マーカス氏は、ユーザーがリブラの恩恵を受けるためにフェイスブックを信頼する必要はない、と強調した。

マーカス氏は、フェイスブックはリブラのネットワークの唯一のメンバーではなく、同ネットワークをコントロールする権利は一切持たないと述べている。

引用元:COINTELEGRAPH
仮想通貨リブラ開発トップ「ユーザーはフェイスブックを信頼する必要ない」 特別な権限はないと強調(2019/07/04)

昨日の私が書いた記事で、ブロックチェーンの種類について書かれています。

なぜこのような発言に至ったかというと、リブラが使用するブロックチェーンは「コンソーシアムブロックチェーン」だからです。
さらに、将来的には「パブリックブロックチェーン」に移行する計画もあるそうです。

コンソーシアムブロックチェーンは、複数の企業や組織で利用し、管理者は存在するのですが、1企業が管理しているわけではないので、改ざん等のリスクは軽減され、柔軟にカスタマイズ等に対応できるという特徴があります。

リブラ・アソシエーションは100を超えるメンバーで組織されており、Facebookもその1メンバーに過ぎないのです。

出典:libra公式HP

上記の理由から、今回の発言に至ったと思います。

また、複数のメンバーで運営されるのでカウンターパーティリスクがないとも言えるでしょう。

カウンターパーティーリスクとは

私も恥ずかしながら、この業界に入るまで「カウンターパーティリスク」という言葉を知りませんでした。

カウンターパーティリスクについて説明します。

デリバティブ取引などの金融取引において、取引の相手方(カウンターパーティ)が破綻するなどして、契約が履行されずに損失を被るリスク。

引用元:野村証券公式HP

要するに、リブラがFacebookだけで運営されているのであれば、Facebookが破綻すれば、リブラプロジェクトも破綻してしまうが、リブラは100を超えるメンバーで組織されてるので、仮にFacebookが破綻しても、残りのメンバーで運営できるということになります。

厳密にいうと、カウンターパーティリスクがない、ではなくコンソーシアムブロックチェーンを採用して運営するので、カウンターパーティリスクは限りなく低い、という表現が適切かもしれません。

まとめ

[su_highlight background=”#91e2ff”]最もカウンターパーティリスクが少ないのは、中央管理者が存在せず、非中央集権的に運用されているパブリックブロックチェーンです。しかも改ざんされる可能性もほぼありません。[/su_highlight]

パブリックブロックチェーンが採用されている仮想通貨の代表格は、皆さんご存じのビットコインです。

逆に、カウンターパーティリスクが最も高いのは、プライベートブロックチェーンです。

プライベートブロックチェーンは、中央管理者が存在するので、その管理者の影響を直接受けてしまうからです。

このプロジェクトは、どの種類のブロックチェーンを採用しているのかな?なんて考えながら調べてみるのも面白いと思います。

暗号通貨技能検定(初級編)は、ブロックチェーンに精通した業務を行っているプログラマーやエンジニアの方々からも支持されている検定資格です。なぜなら、難しく分かりにくい技術用語や単語を明確に理解し、「どの様な例え話を用い、他者へ伝えることができるのか!?」を知れる、日本で唯一の検定講座だからです。

講座は「お金について」を含め、1から重要な項目を前編後編合わせて3.5時間の中で、しっかりと学ぶことが出来る内容になっていますので、「興味はあるけれど講座についていけるのか、少し心配」という方であっても、安心して受講いただけます。

日々の生活や仕事はもちろん、ビジネスや新たなチャレンジにも役立つ資格であるため、他の受講生の皆様とともに、しっかりと仮想通貨システムおよびブロックチェーンの理解を深めていただけたら幸いです。

暗号通貨技能検定で、7つの自信を確立する
  1. キャッシュレス化の波をつかむ
  2. ブロックチェーンの活用事例を知る
  3. フィンテックの可能性を理解する
  4. 実践的な活用方法を知る
  5. ビジネスで活かせる資格を得る
  6. 周りからの質問に分かりやすく答えてあげる
  7. ブロックチェーンでどのような未来が創造されるのかを理解する

本質を学び活かすことができる、暗号通貨技能検定(初級編)とは!?
↓↓↓

投稿者プロフィール

JCCA 編集部スタッフ
JCCA 編集部は、協会主催の様々なイベントや講座、暗号通貨システムやブロックチェーン技術に関する時事ニュースなどを含め、例え話を用い初心者の方にもわかりやすく解説してまいります。/暗号通貨の『普及活動』、それが子供達の笑顔を創造する。
モバイルバージョンを終了