次に2つ目のゴールは、「働きがいも経済成長も」についてである。世界と比べると日本人は働く時間が多く、働きがいを感じている人が少ないと感じている。
2017年の記事によると、世界最大求人サイト indeed 社の調べでは、世界仕事満足度調査において日本は世界35ヶ国中最下位である。
また、2014年に開催された世界最大のビジネス型ソーシャルネットワーキンサービス Linkedin の「仕事やりがい調査報告」では、世界26ヶ国中最下位であった。
世界と比べて日本はSDGsの目標達成にほど遠いが、最近では少し変化が起きているようだ。
リクルートキャリアが発表している「働く喜び調査」によると、調査開始の2013年から2016年まで働く喜びは下がり続けていたが、2017年からは転換し上昇しはじめたようだ。
この変化の理由は、「無理せずに働くことができる」「好きな事に関われている」など快適な環境で働けていると感じる割合が増加したためだ。
つまり、自分らしく持ち味を発揮して活躍できる機会が増えれば増えるほど、働きがいも増える事になるという事を表している。
自分らしくとは、個と個の繋がりが大切であることから、スマートコントラストの技術が貢献できるのではないかと考える。
スマートコントラストの技術を活用すれば契約を自動化することができる。また、仲介者を介すことなく個と個で契約を結び完結することもできるためだ。
ブロックチェーン技術の活用で改ざんはほぼ不可能であり、安心な契約が可能となる。
今まで団体の中で表に出ることがなかった新しいアイディアが、個の増加によって増えることが予想され、必ずや経済成長の後押しになると考える。