NFTを通じて多くの人が暗号通貨を所有するようになってきました。
しかしながら、その使われ方は限定的であり、本来の暗号通貨の利便性をいかしけれていません。
今回の記事では、暗号通貨に対する日本政府の姿勢と資本主義経済の在り方について説いていきたいと思います。
この記事で学べる3つのこと
- 暗号通貨に対する日本政府の姿勢
- ミヒャエル・エデンの考察
- 地域通貨の重要性
もし、暗号通貨やブロックチェーンに興味関心がある方であれば、この記事は、それらの本質を捉え実生活やビジネスにも落とし込める可能性があることに気づけるでしょう。
この記事をオススメする方
- 暗号通貨に興味関心がある方
- 暗号通貨の活用方法を知りたい方
- ブロックチェーン技術に興味関心がある方
- ブロックチェーンのメリットとデメリットを知りたい方
- ブロックチェーンで何ができるのかを知りたい方
- ブロックチェーンをビジネスや実生活に活かすヒントを得たい方
一つでも当てはまる方は、本記事をじっくりと読み進めて下さい。
本記事を読み終えた後には、「こういう発想が必要なのか!」や「こんなことが可能だったとは!」と思わず笑みがこぼれる事と思います
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それでは、本文へとお進みください。
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暗号通貨技術とお金の正体に理解を求める
暗号通貨の市場や技術、Web3の発展を望む人々が増加傾向にある事を、日々の生活の中でも感じるようになってきました。
先日開催された「衆議院内閣委員会」でも、NFTや仮想通貨(暗号資産)をめぐる規制のあり方の方向性が取り上げられました。
また、成長戦略としてNFTの規制の枠組みを整備について話し合われ、『広く使われるためには、使い易く便利であること』への働き掛けが動き出した様に感じます。
そんな中、規制を行う人達は実際、暗号通貨の本質をどれぐらい捉えているのだろうと疑問に思う事もあります。
私達が何の疑いもなく使っている『お金』というアイテム。その正体は一体どのようなものなのでしょうか。
私たち一人ひとりが今一度、よく知る必要があると考えながら、今回の記事の本題に入りましょう。
ミヒャエル・エンデという奇妙なファンタジー作家
ミヒャエル・エンデというドイツのファンタジー作家をご存知でしょうか。
ファンタジーを描く人なのに、その書籍から人々の時間やお金に関わる価値観に、考えるきっかけをもたらす奇妙な作家です。
児童文学書やファンタジーの世界を通して、お金の本質や在り方をこっそりと教えてくれるのがエンデ氏の書籍。
西野亮廣さんをはじめ、私が尊敬する方々の多くのが、『エンデの遺言』という書籍を通して学んでおり、皆さん金融の概念について大きな影響を受けたと話します。
つい最近、私もその書籍を読みましたが、一言ではとても言い表せない衝撃を受けました。
資本主義という社会の中で、動かずして利子で儲ける人達の背景で、いつも貧しい人々が苦しんでいるという事が、書籍には詳しく記載されています。
本の半ば、気持ちが平常に保てなくなる程、この世の残酷さの様なものを知り、本当に言葉になりませんでした。
資本主義は成長し続けなければならない。 人間は、子どもから成人になるまでぐらいはぐんぐん成長するが、その後は、目に見えた成長ではなくて、「成熟」の過程に入る。ところが、身体を蝕むがん細胞は、どこまでも成長し続けて、やがては宿主を食いつぶしてしまう。
経済も、無限の成長をさせようとすると、人間を食い潰してしまう。 経済とは身体を流れる血液の様に、循環することが大切なのだ。
この経済と金融システムは、いつの間にか、真正がんが形成されるときの特徴をみんな兼ね備えてしまった。 つまり、それは生き続けるために、常に成長し増殖しなければならないのだ。
ミヒャエル・エデン
お金に隠れる『利子』の正体を感じ取った言葉でした。
書籍の続きには、お金の正体を知った上で、私達が今後どうお金と付き合って行けば本当の意味で人々が豊かになるのかを説いています。
本当の人間の豊かさについてなど、ファンタジー作家では無く、学者であり思想家であるエンデ氏の言葉の中に、強烈な人間本来の価値観を覚えました。
お金は人が作った物です。だからお金は変える事ができます。
ミヒャエル・エデン
パン屋のお金とカジノのお金はどう違う?
『エンデの遺言』はとても有名な書籍ですが、書籍自体が歴史的な背景を知っていないとわからない事が多い内容です。
そんな中、もう少し読み進めやすい内容の書籍は無いだろうかと思い探していたところ『パン屋のお金とカジノのお金はどう違う?』という本に辿り着きました。
どちらの書籍でも地域通貨やスタンプ貨幣について記されています。
しかし『パン屋のお金とカジノのお金はどう違う?』では、この部分がすっきりとまとめられていました。
中央集権的な法定通貨だけではなく、地域通貨を法定通貨と並行して導入してもる。
その結果、利子は支払わない経済圏を地域間で実現し、すべての人が誰かの役に立つことで生活していける社会が創造される。
それを実現した事例が、数多く紹介されています。
とり上げた事例では、長く続かなかったものが多いのですが、それでも失業者の生活を救済していたと語られる実例が多く、とても心温まるものでした。
『エンデの遺言』に記されていた事柄以外にも、エンデ氏の数々の書籍やインタビューまでもが要約されており、わかりやすくまとまっていたので、とても理解が進みました。
実際にエンデ氏と親交のあった子安美和子さんという女性の方が対談形式でインタビューに応えていたページもあります。
中でも、北海道の苫小牧でガルという地域通貨を例えに使ったお話は大変印象的です。
近所に車が無く、町までお買い物に出る事ができないおばあさんに、地域通貨を利用したサービスを行いました。
するとその都度、『自分はいくら出せばいいのか』『どんな貢献ができるのか』それを自分の責任において行うことに非常に意味があると語っていました。
地域通貨は自分が行ったサービスの価値を自分で決めるという事ができるので、いつも無意識に使っていた「お金」に対する考え方が能動的になる様です。
人間は、こうした「本来の価値」の交換に対する経験が重要なのだと語られていました。
モモが教えてくれた『時間』の過ごし方
私が幼稚園の頃に観た『ネバーエンディング・ストーリー』という映画の作者が、ミヒャエル・エンデであることを知った時は、なんとも言えない驚きでした。
幼いながらにとても印象に残っている映画でしたので、私の今に繋がるきっかけは、すでに幼い頃に得ていたのかもしれないなと思います。
『お金』の在り方が、すべての人々を豊かにできる仕組みであることを心の底から願っていたエンデ氏。
その想いは、児童文学書を通して知る事ができます。
特に『モモ』は今でも多くの人々に影響を与える『お金』と『時間』についての価値観を教えてくれた、私の大好きな書籍です。
ファンタジーを通して、お金の在り方を問い、人間本来の幸せについて問いかけるエンデ氏の作品は時を超えて今でも愛されている。
私は、暗号通貨が普及していく社会の中で、再び注目を浴びる事になるのではないかと、暗号通貨主婦は予感しています。
暗号通貨は一時的な流行り物ではありません。必ず未来の社会に大きく影響する技術です。
しかし、素晴らしく便利で平等な技術であるが故に、今日まで、心無い事に利用されてきた過去もある。
本質を捉え理解し、その矛先をきちんと正しい方向へ向けられるのは、今この変革の時代を生きている大人の私達なのです。
だからこそ、エンデ氏が伝えた続けた、こうした価値観や本質的な学びが、大変重要なのです。
歴史は繰り返すと言われています。
その繰り返す内容を、今までの資本主義主体ではない方向へ導き、未来の資源を守る事ができる様に、当協会の講座で、私達と一緒に学んでみませんか。
あなたとワクワクする豊かな未来のお話ができること、楽しみにしております。
暗号通貨技能検定とは
こんな想いの方々が受講されています
- 暗号通貨やブロックチェーンについて、知識の有無にかかわらず興味関心がある。
- 同一労働・同一賃金が施行された中、資格を得て他者との収入に違いを出したい。
- 自社のビジネスにブロックチェーン技術がどの様に導入できるのかを知りたい。
- SDGsの目標達成に対し、ブロックチェーン技術がどの様に関係していくのかを知りたい。
- 暗号通貨の正しい知識をもち、どの暗号通貨に注目したらよいのか等の明確な判断力を付けたい。
- 暗号通貨の始め方や取り扱いを覚えたいが、書店に並んでいる本やYoutubeを見ても理解が進まない。
- 講師としての資格を取得し、より多くの方々へ暗号通貨の思想やブロックチェーン技術の概念を伝えたい。
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