皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
本日は、女性・子供・高齢者に対する暴力を防止せよ!BlockchAngelチャレンジ~SDGs達成へコンペを開催~、という話題を取り上げてみたいと思います。
BlockchAngelチャレンジとは
BlockchAngelチャレンジとは、米州開発銀行(IDB)・LACChain(ブロックチェーンエコシステムの研究機関)・Everis財団が共同で主催する、
女性や子どもや高齢者に対する暴力を防止するための、ブロックチェーンソリューションを募集するコンペの名称です。
このコンペには、企業、起業家、NGOなどが参加できるが、おそらく南米とカリブ海諸国に者に限定している模様です。
今回のコンペで募集するプロジェクトは、
ブロックチェーンを組み込むことが必須であり、その他の要件は以下の通り。
- 防止レベル(脆弱性からの解放):暴力や犯罪に関連する地理位置および探知のリスク要素を含むことが期待されるソリューション
- 管理レベル(恥辱からの解放):脆弱の度合いによって被害者特定と行動プロトコルを起動させる必要がある。
- 行動レベル(刑事免責からの解放):法的効力があるオンライン登録を含む必要がある
- 回復レベル(孤独からの解放):被害者に対し、匿名性のフォローアップと包括的な支援を提供する必要がある
引用元:コインテレグラフジャパン
女性や子どもへの暴力防止するブロックチェーン基盤ソリューション、 米州開発銀行がコンペ開催(2020/03/13)
今回のコンペを発表された、LACChainのホームページには、下記のような記載があり、SDGs達成へ向けた取り組みであることがはっきりと示されています。
国連の持続可能な開発のための2030アジェンダ(SDGs)は、男女平等なくして持続可能な開発はあり得ないと宣言しています。
この道に向かって着実に前進するためには、家族内での暴力、虐待、嫌がらせを止めることが不可欠です。
現在、3億人近くの子どもたちが、保護者によるある種の暴力的な規律の犠牲者となっています。
約1500万人の未青年が性的虐待の犠牲者となっています。
高齢者の10人に1人が虐待を受けています。
そして、過去2年間にラテンアメリカで8,000人以上の女性が殺害されました。
LACChainの枠組みの中で、米州開発銀行とeveris財団は、ブロックチェーンテクノロジーを使用して、ラテンアメリカ地域の女性、子供、高齢者の暴力、嫌がらせ、虐待を防止、緩和、制御するプロジェクトを探しています。
とのこと。
またこのコンペで受賞(採用)が決まった者には、主催者から、
- LACChainへのアクセス
- サポートと技術支援
- IDB資金調達のサポート
- 普及と促進のサポート
上記4つの権利とサポートが得られるようになります。
国連もブロックチェーンの重要性を説く
昨年末には、国連事務総長であるアントニオ・グテーレス氏は、
「国連がデジタル時代の使命をより良く果たすためには、持続可能な開発目標(SDGs)の達成を加速するのに役立つブロックチェーンなどの技術を採用する必要があります。」
と、発言もしています。
既に研究や実証実験は始まっています。
国連イノベーションネットワーク(UNIN)のホームページに掲載されているプロジェクトだけでも、6つは確認が出来ました。(2020/03/14現在)
まとめ
BlockchAngelチャレンジへの提出期限は6月30日。
9月に行われるプレゼンを経て、11月中には、採用されたプロジェクトが発表される予定です。
どんなプロジェクトが採用されるのか楽しみですね。
結果がわかり次第、こちらでもご報告してみたいと思います。
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投稿者プロフィール
- JCCA 編集部は、協会主催の様々なイベントや講座、暗号通貨システムやブロックチェーン技術に関する時事ニュースなどを含め、例え話を用い初心者の方にもわかりやすく解説してまいります。/暗号通貨の『普及活動』、それが子供達の笑顔を創造する。
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