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000キャッシュレス決済の伸びしろは“73兆円”~日本クレジットカード協会の実態調査~

皆さん、いかがお過ごしでしょうか。

本日は、キャッシュレス決済の伸びしろは“73兆円”~日本クレジットカード協会の実態調査~、という話題を取り上げてみたいと思います。

キャッシュレス社会実現に向けた消費実態の客観的把握

日本クレジットカード協会(JCCA)は、1000世帯から収集した家計消費支出明細データをもとに実施した調査報告書「キャッシュレス社会実現に向けた消費実態の客観的把握」を2月18日に公開しました。

調査は、20代以上の個人1000世帯から収集した家計消費支出明細データ2万1303件をもとに行われています。

出典:キャッシュレス決済の成長余地は73兆円、JCCAの消費実態調査

上の表をご覧下さい。

73兆円の根拠は、年間現金決済額は73兆円だったことから、キャッシュレス決済の成長余地は73兆円と推計しているということです。

確かに、伸びしろとしてはあり得ますね。

注目して欲しいのは、表の構成比。

と、なっています。

キャッシュレス比率多いな~、うちはこんなキャッシュレス比率高くないよ~、と思われた方も多いと思います。

“キャッシュレス”というと、なんちゃらペイ(スマホ決済・QRコード決済)、を思い浮かべる方も多いと思いますが、この調査は、

現金(紙幣・硬貨)以外の決済手段を指し、クレジットカードや電子マネー、コード決済、口座振替、銀行振込も含まれています。

そうですよね~。

これなら、まぁ納得の数字です。

キャッシュレス決済の内訳をよく見ると、

となり、キャッシュレス決済内訳の約90%を占めています。

よって、その他が(なんちゃらペイ含む)約10%です。

ポイント還元とかで盛り上がってはいますが、なんちゃらペイはまだまだだな~、という印象です。

いずれにせよ、“クレジットカード業界”も“なんちゃらペイ業界”も、現金決済73兆円の部分をどれだけ今後取り込めるかが、企業としての成長や覇権を握るうえで重要ではないでしょうか。

Visaキャッシュレス推進プロジェクト「世界を変えるキャッシュレス」

ということで、クレジットカード売上高シェア“ぶっちぎり”の世界1位のVisaも、うかうかしていられないというか、キャッシュレスを推し進める日本の現状に乗っかって、日本国内でキャッシュレス推進プロジェクトが始まります。

その名も、「世界を変えるキャッシュレス」

連載企画となっており、その内容は、

「世界を変えるキャッシュレス」は、仮に全くキャッシュレス決済がない時代にキャッシュレス決済があったら、どんな便利な社会が実現するのか、人々はどんな恩恵を受けることができるのか、という創作ストーリーです。本連載企画の中では、「メイプル超合金」がキャッシュレス・アンバサダー(伝道師)として、歴史上のさまざまな時代にタイムトラベルをしながら、キャッシュレスの力で、人々の不安や不満を解消し、生活を便利にする手助けをしていきます。

同連載は2020年3月から7月までの間、Visa HP(https://www.visa.co.jp/about-visa/newsroom.html)にて、毎月配信する予定です。人気お笑い芸人の「メイプル超合金」と「ぺこぱ」が繰り広げる、タイムトラベルとキャッシュレスをめぐる創作ストーリーに、ぜひご期待ください。

引用元:Visa プレスリリース
Visa、PR連載企画「世界を変えるキャッシュレス」を始動!「メイプル超合金」と「ぺこぱ」が、キャッシュレス・プロモーターに就任(2020/02/18)

私、全くテレビを見ないので、カズレーザーさんの相方のお名前とコンビ名初めて知りましたよ~。

メイプル超合金(上)とぺこぱ(下) 出典:VISA プレスリリース Visa、PR連載企画「世界を変えるキャッシュレス」を始動!「メイプル超合金」と「ぺこぱ」が、キャッシュレス・プロモーターに就任

まとめ

日本政府は2025年までにキャッシュレス決済比率40%という目標を掲げています。

ん?

上掲の表では、40%超えてるんじゃないんかい~~~!

という“ツッコミ”が聞こえてくると思うのですが、そうなんですよ。

計算式の足並みが揃っていないのが原因です。

経済産業省が定義したキャッシュレス決済比率の算出方法は、

としており、分子に口座振替と銀行振込が入っていないんでよね。

個人的には、経済産業省が定義の方がしっくりくるかな、とは思いますが、調査によって分母と分子が違うのは、混乱を招くと思います。

いずれにしろ、クレジットカードもなんちゃらペイもまだまだ伸びしろはありそうなので、お互い切磋琢磨して、安全・安心ももちろんですが、利便性が高く使いやすいサービスを提供してもらいたいものですね。

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JCCA 編集部スタッフ
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