暗号資産が創造する未来
シリーズ「小論文文集」第8回目:SENKU(平成30年2月執筆)をお届けいたします。
この小論文文集は現在、Amazon Kindleでも購入が可能ですが、一人でも多くの方にお読みいただきたいと考え、無料公開する運びとなりました。
受講生の皆様が書いたこの小論文には、たくさんの未来が詰まっています。
この小論文に書かれたことが、今後の未来で実現できれば、どの様な笑顔が創造されるのでしょうか?
すてきな未来を想像し、お読みいただけたら幸いです。
暗号資産(仮想通貨)が、通貨たりえるか
「仮想通貨が、通貨たりえるか。」 これは、今年の1月、ダボス会議の中の「仮想資産バブル」というセッションで、まず始めに議題にのぼったテーマである。
このセッションには、著名な経済学者、スウェーデン中央銀行副総裁、ベンチャーキャピタルの共同創業者らが参加していた。そして彼らは、この議題に対し、「給与の受け取りや納税につかえない。支払の手段としても適さず、通貨としてはかなりお粗末である。資産とは呼べるが、通貨の基準を満たしていない。」という認識で一致した。
価値の安定が重要な条件
確かに、仮想通貨の中には、かなり価格が乱高下するものもあり、それを通貨として使うのは、リスクが高い面があることは否めない。現在、通貨の明確な基準というのは存在しないが、価値が安定する、というのが、通貨として認められるには、ひとつ重要な条件になってくることを考えると、無理はない。
しかし、仮想通貨が誕生して10年、それぞれの用途や目的によって様々な仮想通貨があり、その数は千種類とも1万種類ともいわれている。そして仮想通貨は、日々進化を繰り返している。いまや第3世代に突入し、より決済に適した通貨も世にでてきており、ドルの次に使われる、といわれているような仮想通貨があるのも事実である。決してお粗末な通貨、だけではない。
時代の主流は、便利でスピーディ、安全なものへ移り変わる
また、納税に関して言うならば、もし日本のように、マイナンバー制度を用いて、管理できるようにしたならば、仮想通貨取引はトレーサビリティであるので、確実、かつ楽に申請できるようになるし、税務署側としても負担は軽くなる。
給与の受け取りに関しても、例えば、海外展開している企業が、仮想通貨で支払うことにしたならば、送金手数料などのコストを減らせるし、社員は早く、確実に給与を受け取ることが可能になる。したがって先述のダボス会議での結論は、少し現状認識が欠けていたように思う。
時代の主流は、便利でスピーディ、そして安全なものに移り変わっている。であるならば、仮想通貨が世の中の現金にとってかわる日は、そう遠くない未来におこることは、誰にでも予測できるのではなかろうか。
まとめ
お金は、時代と共にカタチを変えてきた。
電子マネーなどのキャッシュレス化が進み、さらに今、その目に見える「物」としての、カタチさえもなくなろうとしている。カタチがあると、人はそこに執着がうまれる。現代人の多くが、お金をたくさん集めるために、自分の時間を切り売りし、本当に大切なことをないがしろ、もしくは犠牲にしながら、毎日を生きている。
いわば、お金の奴隷、だ。
もし仮想通貨によって、お金の奴隷解放が起きたならば、世界は大きくよく変わるだろう。かけがえのない人生の中で、大好きなことを周りにわかちあって生きる、真に自由で平和な世界が広がるのではないかと、私は考える。
SENKU(平成30年2月執筆)
特記事項:記事として掲載する構成上、原文内容を一部更新しております。
免責事項:シリーズ「小論文文集」に掲載される論文は、その正確性や完全性を当協会や執筆者が保証するものではありません。また、論文中の過去の実績に関する数値、図表、見解や予測などを含むいかなる内容も将来の実装や実現をお約束するものではありません。
JCCA「8つの約束」
暗号通貨技能検定とは、下記の8つの「知りたい!なりたい!」を重要な項目と捉え、2015年6月からスタートした、日本で最も歴史あるブロックチェーン講座です。
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- AIに仕事が奪われる時代が来るのか知りたい
- 会社で一目置かれる存在になりたい
- 周りからの質問に分かりやすく答えてあげたい
- ブロックチェーンでどのような未来が創造されるのか知りたい
投稿者プロフィール
- JCCA 編集部は、協会主催の様々なイベントや講座、暗号通貨システムやブロックチェーン技術に関する時事ニュースなどを含め、例え話を用い初心者の方にもわかりやすく解説してまいります。/暗号通貨の『普及活動』、それが子供達の笑顔を創造する。
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