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ウォール街がビットコインを取り違える理由を元ゴールドマンサックスのバンカーが語る

元ゴールドマンサックスのバンカーがビットコインについて説明する内容

当協会代表理事の山下健一@Kenichi_Y)です。

 

この記事では、元ゴールドマン・サックスのアセットマネージャーがビットコインに対するウォール街の人々の見解を述べています。

 

海外も国内も金融機関のほとんどでは、ビットコインに対して良いイメージを持っている人は少ないとされていますが、それは何故なのでしょうか?

 

答えは、金融機関の人々による「昔ながらの金融とはこういうものだ」という固定観念が原因にあります。

 

ビットコインのイメージが良くなれば、ビットコインは「投機対象」ではなく「資産」である事を一般投資家も理解し始めるため、その固定概念を正す事は重要です。

 

あなたがいま、この記事を読まれているという事は、少なからずビットコインや暗号資産(仮想通貨)に興味がおありだと思います。

 

今回の記事を読み終わるころ、あなたはきっと、ビットコインと金融機関の関係について、誰かに話したくなることでしょう。

 

それでは、本文をお読みください。

目次

ビットコインを語るゴールドマンサックス元資産管理者

ゴールドマン・サックスの元資産管理者であるジョン・ハール氏は、ビットコインに対する「レガシーファイナンス(昔ながらの金融理論)」を見直さなければ、仮想通貨を理解する事は非常に難しいと考えています。

 

 

ハール氏の見解は 8 月 14 日のエッセイで表明されたもので、もともとはビットコインの仲介プラットフォームである『スワンビットコイン』の個人顧客に送信されたものです。

 

ハール氏は、プライベートクライアントサービスのマネージング ディレクターとしてスワンビットコイン に入社する前は、ウォール街の資産管理大手である ゴールドマンサックスで 13 年間勤務していました。 

ビットコインとレガシーファイナンス

このエッセイでは、「レガシーファイナンス」に重きを置く人々は、ビットコイン(BTC)がお金の主要原則の1つであるという事を理解できていません。

 

また、一般社会で健全なお金の概念が失われている事は、仮想通貨に対する否定的な意見につながるとハール氏は説明しています。

何度も話し合った結果、レガシーファイナンスからみたビットコインが、なぜ良い貨幣形態ではないのか、なぜ成功していないのかについて、よく研究されたスタンスを持つ人がいたとしても、その様な人物に合う事ができなかった。

この様にハール氏は語っています。

 

2017年にハール氏は、伝統的なメディアで見たビットコインに関する誇大広告が印象に残りました。その結果、ビットコイン対して非常に関心を持つようになったと述べています。

 

ハール氏は、ビットコインの歴史と基礎知識を知ることで、誰とでも議論できる興奮を覚えたと伝えており、ビットコインは 「金の欠点を改善する ものだ」と断言しました。

ビットコインに関心を寄せない金融業界の人々

ハール氏は、ウォール街から寄せられる否定的な意見は、ビットコインの研究と歴史の理解不足が原因であり、6つの異なる理由がその結果に繋がっていると指摘しています。

 

ビットコインの語彙とその基本原理に精通することは「簡単な事ではない」ことは理解されています。

 

しかしながら、レガシーファイナンスに携わる人々が、ビットコインに対し「理解したふり」をすることは、自分たちの為にならないと次の様に語っています。

レガシーファイナンスが第一である人々は、あるテーマについて詳しいふりをしたり、自分の基礎的な知識とは関係なく強い意見を持ことが非常に多い様です。特に投資の世界に触れるようなテーマでは顕著にそう感じます。

また彼らは、

 

・政府の中央計画による条件付け

・人々は一般的にコンセンサスに従う

・先進国での適用しか考えない

・現状維持の欲求も要因の一つ

 

だと考えており、ハール氏はこれら4つの側面が様々な形で共謀し合い、既にある金融システムを守るための盾としてレガシーファイナンスはあり、それは盾として機能してしまっているとも語っています。

レガシーファイナンスの落とし穴

ハール氏は、「これらには本質的に悪いところはない」としながらも、こうした行動がレガシーファイナンスの人々に独立した思想を与えてしまい、新しい技術を早期に採用することを阻ませてしまう傾向にあると指摘します。

 

また、レガシーファイナンスに従事する人々は、その分野で高度な専門性を持っていることが多く、そのために自分たちの世界に対するトンネルビジョン(自分の好む考え方とは異なる他の可能性を考慮しようとしない姿勢)を持ってしまう傾向があるとも指摘し、最後にこう締めくくりました。

彼らは、金融業界の一角を占める自分たちの仕事について知ることで、生計を立てている。システムの基本的な部分を検証するインセンティブはほとんどない。

原文|https://cryptonews.net/news/bitcoin/10669201/

まとめ

いかがでしたでしょうか。

 

専門知識を持つことは非常に強い武器になると共に、その業界に歴史があればあるほど、新たな分野においては否定しがちになるものです。

 

良くも悪くも、人はある程度進み落ち着けば、その時点から現状維持を望む傾向にあります。

 

なぜなら「変化する」ことは非常に大変で怖いものだからです。

 

人が最も成長するのは「学び続けている時期」であり、それは子供から青年の間で経験する「学生時代」に多くの方が体験されている事です。

 

一つの分野で成長してきたからこそ、「何を得たのか」ではなく「どの様に得たのか」という経験を新しい分野でも活かしていきたいものです。

 

代表理事 山下健一

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  • 講師としての資格を取得し、より多くの方々へ暗号通貨の思想やブロックチェーン技術の概念を伝えたい。

投稿者プロフィール

山下健一代表理事
暗号通貨の思想とブロックチェーンの概念は、金融システムをより安全に低コストで運用できるだけでなく、銀行口座を持たない20億人の生活環境を底上げします。また、寄附や募金へ広く活用されることは、SDGsの達成にも貢献する事でしょう。一人でも多くの方と共に、正しい暗号通貨システムの可能性を学び、実生活や仕事にも取り入れて頂けるよう、当協会はこれからも「暗号通貨技能検定講座」の開催を重ねて参ります。

【資格・受賞歴】
・日本メンタルヘルス協会公認カウンセラー
・東久邇宮記念賞受賞
・東久邇宮文化褒賞受賞
・特許:特開2016-081134号
・特願:2018-028585
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