SDGsブロックチェーン小論文48

・感謝の気持ちを見える化し、愛に包まれた人間社会を創造する|筆者:三宅 孝昌

SDGsという2030年までの持続可能な開発目標を達成する上で最も重要となることは、世界中の人々の地球を思いやる愛のある行動であり、その行動を継続して行うことで「愛に包まれた人間社会を創造できる」と私は考えている。

 

また、2030年までという約10年の期間、その気持ちを途切れさせることなく行動を起こし続ける仕組みづくりとしてSDGsとブロックチェーン技術は必要不可欠である。

 

私が考えるSDGsとブロックチェーンの融合方法は「感謝の気持ちを数値化したコイン」というプラットフォームを創ることだ。このコインのことを、本論文では「SDGsコイン」と呼ぶことにする。

具体的に「SDGsコイン」とはどのようなものであるか説明する。


電車内で高齢者に席を譲った時に、感謝の気持ちをチップのような形で相手にSDGsコインを送付することができる。そこで受け取ったSDGsコインは、ビットコインと同様に第三者から確認することが出来る。

 

多く保有する人は、社会への貢献度が高く信頼できる人物であるといった社会的評価に繋げることが出来る。例えば学生の場合、その指標を就職活動に活用することが出来る。

 

会社であればプライベートでの人間性に関する評価として、昇進査定などに活かせる。また、個人だけではなく会社や組織としても保有することができ、感謝の気持ちを数値化したコインであるSDGsコインを多く持つ組織は、社会貢献度の高い組織として、ビジネスの発展に活かすことが出来るだろう。

感謝の気持ちを見える化したものといえば、米国のチップ制度に似ている。

 

チップは、商品やサービスに対する金額に加えて「感謝の気持ち」として、幾らかの金銭として渡すというものであるがSDGsコインとの違いは、その感謝した・された気持ちを第三者にも見える化されることで、影響を与えることが出来る。

 

また、従来の金銭では、労働力や投資など資本となるものが存在しなければ手に入れたり、増やしたりすることが出来ないものであったが、それを持たない子供や障害を持つ人にも容易に活用できる。以降ではこのSDGsコインをどのようにSDGsの項目に融合できるのか、項目をピックアップして説明したい。

(項目1)貧困をなくそう
貧困が生まれる原因は資源が少ないことや、宗教、政治的な問題など多岐にわたると考えるが、そういった国に対する世界からのボランティア活動を促進させるためにSDGsコインを利用する。

 

活用する方法は、ボランティアとして派遣した時や物資を支援した時にその団体と国にはSDGsコインを送るという仕組みにする。SDGsコイン保有率がその国の他国への貢献度をあらわす。SDGsコインの価値について世界中に人々が理解したとき、今以上に他国への貢献する意識が向き、社会貢献を目指す人が増えるのではないだろうか。

(項目3)すべての人に健康と福祉を
健康である一つの要素として、「安全な食があること」があげられる。安全な食と言える理由の一つに、生産元の管理は重要となる。

 

適切な管理を行う生産元からの食を手に入れるために、ブロックチェーン技術に「食品の生産元情報」から、「小売店の情報」までの全てサプライチェーン情報をブロックチェーンに刻む仕組みを作る。

 

その食品を食べた人が「美味しい」「体に良い」と感じたときに、生産者へSDGsコインを送るという仕組みにしたい。この基盤を作ることで本当に良い食を生産する生産者は厳選されていき、人々はより良い食を手にすることができる。

 

福祉については、介護者と被介護者との感謝の気持ちをSDGsコインの送付で伝えることが良いと考える。多くの感謝される良い介護サービスを行う介護者の評価を適正にすることができれば、今よりも介護という仕事への興味を持つ人が増え、福祉サービスの発展にも繋がる。

(項目5)ジェンダー平等を実現しよう
ジェンダーの不平等が起きる原因の一つに、女性は出産・子育てといった家庭のことを行わなければならないという社会イメージがあると考える。

 

このことから女性は就職活動をする上で不利な状況に立たされることが多い。また、従事している場合であっても幼い子供の病気によって、看病が必要となることから職場での信頼関係の構築を難しくしてしまう。

 

この状況を鑑みて私が問題提起したい点は「女性の家事に関する労力」が見えない社会であることだ。これを解決するために家庭内にSDGsコインを活用したい。具体的には、夫が妻へ、子が母へSDGsコインを送るという仕組みである。

 

これによって、「女性の家事に関する労力」が社会に表面化される。家族からの感謝の気持ちが社会に見える化されることで、これまで見えていなかった女性の社会で不利な状況が少しでも理解されるようになるのではないだろうか。

(項目6)安全な水とトイレを世界中に
地球上に各国にて水道の水質について、ブロックチェーン技術を活用し、世界中の人が確認できる仕組みを作るのはどうだろうか。

 

日本では美しい水を常に飲める、トイレに使われる水は浄水された水であるという環境は当たり前のように存在するが、各国の水質が確認できるシステムが整えば、私達がどれだけ恵まれた環境に生きているか認識できる。

 

また、安全な水がない国が分かるようなれば、例えば、浄水に関する事業を営む会社にとっては海外への新たなビジネスチャンスを生むということも起きるかもしれない。

(項目7)エネルギーをみんなにそしてクリーンに
全世界が太陽光発電など自然エネルギーの利用について、ブロックチェーン技術し利用状況を世界に公開するどうだろうか。以前から問題視されている原子力発電が本当に社会に必要かどうか判断する指標にもなるだろう。

 

自然エネルギーの利用を多く活用している国に対しては、SDGsコインをプレゼントする仕組みも良い。SDGsへの貢献度の見える化ということも、目標達成する上で欠かせない。

(項目12)つくる責任つかう責任
食べ残しや無駄な産業廃棄物を減らすこと。この活動に重要となるキーワードが「地産地消」であると考えている。それを推進するシステムとして、近年開発が進んでいる地域コインの発展が地産地消への貢献に繋がると考える。

 

さらにそれを推進するために、その土地で取れた野菜を使う人にはSDGsコインを付与する。そうすることで、つくる責任つかう責任を果たすことへの推進に繋がる。

(項目16)平和と公正をすべての人に
これまでに述べたブロックチェーンとSDGsの融合によってあらゆることが見える化されることで、世界で不平等が起きている原因が顕在化されるではないだろうか。問題が分かれば後はそれを正すために人々はまた新しい夢を持ち仕事に取り組むことが出来るだろう。

(項目17)パートナーシップで目標を達成しよう
ブロックチェーン技術は1つノードでは成り立たない。パートナーシップがあり、全員で管理することがブロックチェーンの特徴だ。その特徴を活かし世界中の人々の力によってSDGsを達成しよう。

これらで述べたようなことを実践していくことで、愛に包まれた人間社会を創造できると私は伝えたい。

筆者:三宅 孝昌

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