皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
本日は、「オリガミペイ」が6月末でサービス終了を発表~メルペイにサービス集約~、という話題を取り上げてみたいと思います。
Origami Payサービス終了までのスケジュール
株式会社Origamiは、2020年2月28日ニュースリリースで、6月末でOrigami Payサービスを終了すると発表しました。
一部の機能より段階的に停止する、とのことなので、下記にまとめます。
- 2020年4月28日(火)22:00に停止する事項
・ クレジットカード/デビットカードの新規登録
・ クレジットカード/デビットカードを指定したスキャン支払い
・ クレジットカード/デビットカードを指定したコード支払い
・ 金融機関口座を指定したコード支払い
※ スキャン支払い:お店が提示したQRコードをユーザ様が読み取る決済方式
※ コード支払い:ユーザ様が提示したバーコード/QRコードをお店が読み取る決済方式
- 2020年6月30日(火)22:00に停止する事項
・ Origamiアプリ全機能
※ Origami Payでのお支払い、レシートの閲覧、アプリダウンロード、会員登録等アプリの全ての機能を停止します。
※ 返金手続きは、従来通り取引から90日間まで可能です。
メルペイにサービス集約
2月25日には、メルカリの子会社であるメルペイがOrigamiの全株式を取得し、完全子会社化。
メルカリ傘下で、Origamiは大幅な人員削減を進めている模様です。
Origamiのサービスは、「メルペイ」に統合される形になるが、Origamiの利用者やシステムは、メルペイに引き継ぐ予定はないとのこと。
まとめ
Origami Payは、スマホ決済の草分け的サービスで、2012年に会社が設立され、2016年にはサービスがスタートしました。
しかし、大手IT企業の相次ぐ参入もあり、経営に行き詰っていたそうです。
ここ最近のキャンペーン合戦を見れば、いわゆる“体力勝負”になることが明らかだったかとは思います。
どうせこのような結果になるのであれば、「早めにバイアウトしちゃえば良かったのに」と思われる方も多いかもしれませんが、最後の最後まで新サービスのローンチや、積極的な対外活動を続けていたようなので、今回の判断は“苦渋の決断”だったことが、想像に難くありません。
株式会社Origamiは、本来は表立ってサービス(Origami Payのようなサービス)を提供する志向の会社ではなく、そういったプラットフォームを裏で支えるテクノロジー企業のようです。
(セゾンのアプリにも株式会社Origamiの技術が使われているようです。)
現在の株式会社Origamiの社長は、メルペイの社長でもある青柳 直樹氏。
今後は、メルペイの縁の下の力持ち的な役割に徹することになるのでしょうか。
今後も注目して参ります。