銀行不信により、レバノンではビットコインがブームに!~アルジャジーラが報じる~

皆さん、いかがお過ごしでしょうか。

本日は、銀行不信により、レバノンではビットコインがブームに!~アルジャジーラが報じる~、という話題を取り上げてみたいと思います。

レバノンでの経済危機

大前提として中東の小国レバノンは過去数十年で最悪の経済危機に陥っていることが挙げられます。

状況はかなり深刻のようで、デフォルト(債務不履行)の瀬戸際に立たされており、

国債の償還期限を目前に国際通貨基金(IMF)に「技術支援」を要請した。

サウジアラビアとイランによる覇権争いの場となっているレバノンで、政治や社会が一段と不安定になる懸念がある。

引用元:日本経済新聞
レバノン、デフォルト危機 返済期限目前にIMF支援要請(2020/02/18)

と、日経新聞でも報じられています。

本当に酷い状況で、街中ではデモなども行われております。

少し長い動画ですが、ご覧ください。(翻訳で日本語の字幕も出せます)

こういった状況もあり、現在レバノンでは、ビットコインがブームとなっているようです。

次項で、その実情をご紹介します。

レバノンのビットコインブーム

前項で説明した状況もあり、レバノンの銀行は非公式であるが資本規制を課し、レバノンポンドの価値を40%低くする交換レートを設定。

国外にお金を逃がしたいレバノン人は、それでも両替をすることも厭わないという。

レバノンポンドは2006年から米ドルに固定されているが、ここ最近レバノンポンドに対する信頼が大きく揺らいでいます。

こういった状況もあり、現在レバノンではビットコインが注目を集めている、とアルジャジーラは報じています。

2015年からビットコインの取引をしている29歳のマフムード・ジハイム氏は、アルジャジーラに下記のように語りました。

今、レバノン人は現金の引き出しと送金の厳しい制限を回避することに関心を持っている。彼らは基本的に財政の自由を望んでいる

銀行システムを回避したい場合、ビットコインが解決策です

引用元:ALJAZEERA
Distrust in Lebanese banks spurs bitcoin boom(2020/02/25)

それでは、レバノン人は実際にどのようにビットコインを手に入れているのか見てみましょう。

レバノンでの取引方法

最も簡単で一般的に行われている取引が、OTC取引(相対取引)です。

売買を行う当事者同士が取引所を介さずに行う取引を意味しています。

こちらの取引の手数料は、1~5%程度とのこと。

もう一つの方法が、買い手が売り手にレバノンの中央銀行によって発行された銀行小切手を渡すことです。

これらの銀行小切手は、別のレバノンの銀行にのみ預け入れることができ、売り手が所有権を取得すると、ビットコインを買い手に転送します。

こちらの手数料はなんと、25~40%だそうです。

まとめ

日本ではかつて投機・投資目的としてビットコインブームが巻き起こりました。

幾分最近は落ち着いた感もありますが、もちろん今でもそういった目的で購入されている方もたくさんいらっしゃいます。

しかし、レバノンでのブームは全く違います。

自国の法定通貨が信用できない状況の中、国外に逃がすためにビットコインを購入する。

良い方に解釈すれば、ブロックチェーン技術に担保されたビットコインの価値に、信頼がある証であることは間違いありません。

国や地域、宗教や人種などを超越したお金という価値を創り出した、ビットコインですが、このような形で注目を集めるのは、少し複雑な心持にはなります。

元日産CEOのカルロス・ゴーン氏は、現在レバノン在住。

ゴーン氏も、ビットコインを購入しているのだろうか・・・

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