G20閉幕、デジタル人民元は“危険が大きい”~麻生財務大臣が発言~

皆さん、いかがお過ごしでしょうか。

本日は、G20閉幕、デジタル人民元は“危険が大きい”~麻生財務大臣が発言~、という話題を取り上げてみたいと思います。

サウジアラビアで初開催のG20

今回で43回目を数えるG20財務相・中央銀行総裁会議が、サウジアラビアで開催されました。

サウジアラビアは、「みんなのための21世紀の機会の実現」をテーマに掲げ、3つの目標を設定しました。

  1. すべての人々、特に女性や若者が生活し、働き、活躍できる条件の創出により、人々に自立する能力を与える
  2. 食料・水の安全保障、気候、エネルギー、環境に関する集団的努力の促進により、地球を守る
  3. 革新と技術的進歩の恩恵を共有する長期的で果敢な戦略の採用により、新たな領域を生み出す

以上の3点。

1と2は、SDGsを意識した目標のように見えますね。

3は、暗号資産(仮想通貨)やブロックチェーンに代表されるテクノロジーに関する目標となっています。

日本では、今回のG20閉幕を受け、新型肺炎(コロナウィルス)に関する話題が中心に取り上げられていますが、日本の麻生財務大臣が中国の「デジタル人民元」に関して、発言されたので次項でご紹介したいと思います。

麻生財務大臣「デジタル人民元」は危険と発言

麻生財務大臣は、サウジアラビアの首都リヤドで記者会見し、中国のデジタル人民元に触れ、下記のように語りました。

「中銀が発行するデジタル通貨は、よほどきちんとした規制をしたものでなければ危険が大きい」

「少なくとも今の段階での発行は『ちょっと待ってくださいよ』」と言わざるを得ない

引用元:Bloomberg
麻生財務相、中国のデジタル人民元構想への懸念表明-G20後に会見(2020/02/24)

また今回のG20の声明には、デジタル通貨に伴うリスクを精査し、発行前に適切に対処すべきだとの見解が盛り込まれました。

さらに麻生大臣は、中国が突然デジタル通貨を止めて世界経済に混乱を引き起こす事態は断固避けなければならないとし、各国にそのリスクを認識するよう呼び掛けました。

中国の巨大経済圏構想「一帯一路」政策などとも絡むと複雑な話にもなり得るとの見方も示しました。

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まとめ(麻生大臣の本音)

麻生大臣が、述べたように「中国が突然デジタル通貨を止めて」しまい、世界経済が混乱するリスクもあるかと思いますが、一番の懸念事項はこれでしょう。

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出典:SWIFT  Share as a global payments currency

上のグラフは世界で支払いに使われている通貨の割合です。

米ドルが1位です。

デジタル人民元が早々にローンチされた場合に、このバランスが崩れ、米ドルが基軸通貨でなくなってしまう懸念があるのです。

これこそが、麻生大臣が考える“危険”のはずなんです。

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