皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
本日は、イーサリアムネットワーク上の送金量、ステーブルコインが最大に、という話題を取り上げてみたいと思います。
アナリストのツイートで明らかに
今回、ツイートしたのはメサーリのリサーチアナリストであるライアン・ワトキンス氏。
メサリーとは
メサーリは、暗号資産(仮想通貨)の分析企業です。
ミッションとして、「Messariは、暗号経済に透明性をもたらします。投資家、規制当局、および一般の人々がこの革新的な新しい資産クラスを理解できるように支援し、情報に基づいた意思決定と投資を促進するデータツールを構築しています。暗号化は情報へのアクセスを民主化し、データサイロを破壊し、最終的には誰もが富を築くためのツールを提供すると信じています。」
と、しています。
データサイロ?
データサイロとは、「企業内の1つの部署や人の管理下にあって、ほかの部署からは隔絶されているデータ」のこと。
要するに、中央集権的で秘密主義・非公開、といったところでしょう。
パブリックブロックチェーンとは、真逆な考え方ですね。
リサーチアナリスト、ライアン・ワトキンス氏
ライアン・ワトキンス氏はこんな方。

なかなかのイケメンで、知的な顔立ちですね。
彼のツイートで以下のような発言がありました。
「ステーブルコインの送金料が、イーサリアムネットワーク上で、イーサリアム(ETH)を逆転した。」
「これは主にUSDT(テザー)がイーサリアムネットワークに移行したのが理由だ。週単位では2019年半ばに確認され、それ以来その傾向は顕著である。」
逆転した理由
ライアンワトキンス氏は、メサーリのホームページで以下のようにこの件に関して言及しています。
Bitcoinユーザーの初期の頃から、二重の問題に直面しています。将来の価値がより高くなると信じている場合、誰も暗号通貨を使いたくはありません。逆に、彼らの機敏さとボラティリティのために、誰もそれらを支払いとして受け入れたくありません。
引用元:Messari
The Flippening of ETH: The Rise of Stablecoins on Ethereum(2020/01/29)
ビットコインに代表されるように、価格に乱高下があるようだと、支払いには使いたくないよね~。
それに将来価格が上昇する可能性が高いならば、なおさら。
と、いうことですね。納得。

まとめ
投資・投機対象としては、乱高下がある仮想通貨も“アリ”かもしれませんが、支払いということを考えるとなかなか使いにくいですよね。
既報(日本発グローバル・ステーブルコインの実装を目指す「Zen」~BCCCが「ステーブルコイン部会」新設~)でもお伝えしたように、日本発のステーブルコイン実装へ向けて研究も始まっています。
もちろん「リブラ」もステーブルコイン。
どのステーブルコインが支持されるのか気になりますね。
今後もステーブルコインのニュースに関しては、注目して参ります。