プラスチック禁止が「環境破壊につながる恐れ」~英シンクタンク「グリーン・アライアンス」が警告~

皆さん、いかがお過ごしでしょうか。

本日は、プラスチック禁止が「環境破壊につながる恐れ」~英シンクタンク「グリーン・アライアンス」が警告~、という話題を取り上げてみたいと思います。

グリーンアライアンスとは

私たちについて

グリーンアライアンスは、1979年に「英国の政治的優先事項が生態学的な観点で決定されることを保証する」ことを目的として設立されました。私たちの名前はもともと、設立メンバーであった幅広い専門分野の著名な個人の大規模なグループを指していました。

ステータスとミッション

保証によって制限された慈善団体であり、グリーンアライアンスは現在、環境政策と政治に取り組んでいる英国を代表するシンクタンクです。常に非党派的で多元的なスタンスを維持し、私たちはより良い環境のために政策変更を促し、達成するために、企業やNGO、そしてすべての主要な政党と協力して、あらゆる分野で活動しています。

私たちが述べた使命は、環境が意思決定の中心にあることを保証することにより、持続可能な開発を促進することです。

3つの目的

•  環境を中心的な政治問題にする。
•  環境を公共政策と意思決定に統合する。
•  新しい考え方を刺激し、環境問題を新しい領域に進めます。
 
(以上、green alliance(グリーンアライアンス)公式HPより抜粋)
 

「小売店でのプラスチック包装をやめるべきだ」という消費者からの圧力

グリーンアライアンスの警告を受け、英BBCが考察した記事があるので、下記にまとめてみます。

様々な企業は近年、SDGs達成へ向け、環境への配慮から、プラスチック製包装を減らし、他の素材を使う包装へと移行しています。ところが、イギリスのシンクタンク「グリーン・アライアンス」は、新しい素材の一部が、プラスチック製よりも環境に悪影響を及ぼすかもしれないと警告しています。
 
その理由は、
 
  • ガラス瓶の場合、プラスチックよりもずっと重量があるため、輸送の環境負荷が高い。
  • 紙製の袋は、プラスチック製の袋よりも炭素排出量が多くなりがちで、再利用も難しい。

と、している。

確かに一理ある、と思います。

包装素材を変える動きの背景には、プラスチックごみによる海洋汚染への買い物客の懸念の高まりがあるのは、世界の共通認識だと思います。
 

しかし、「グリーン・アライアンス」の報告書によると、代替素材を使うことによる影響は、しっかりと検証されていない、と指摘しています。

たとえばイギリスの複数のスーパーマーケットでは、内側にプラスチックなどがコーティングされた紙製容器に入った状態での飲料販売が増えています。

こうした容器はリサイクル可能だという思い込みがあるからです。

ところが実際には、イギリス国内でリサイクルできるのは、流通するコーティング済みパックの3割のみだと、「グリーン・アライアンス」は指摘します。

blank
出典:BBC プラスチック製の包装は本当にやめるべきなのか?

誤解を招く「堆肥化可能」

グリーンアライアンスのシニアポリシーアドバイザーである、リビーピーク氏は、BBCニュースに対し、下記のように語りました。

多数の小売店で、生物分解や堆肥化が可能だとうたう容器を、売りにしている。(中略)けれども実際には、こうしたパッケージは、業務用コンポスター(堆肥化装置)でしか堆肥化できないかもしれないし、それでも完全には分解されないものも含まれるかもしれない

引用元:BBC
プラスチック禁止が「環境破壊につながる恐れ」 英シンクタンク(2020/01/11)

さらに報告書では、「消費者の8割以上が、生物分解や堆肥化が可能とされるプラスチックは環境にやさしいと考えている。しかし、こうした用語が何を意味しているのか、素材にはどういう処理が必要なのか、理解が不足している」と指摘しています。

blank
出典:グリーンアライアンス シニアポリシーアどバイザーのリビーピーク氏

まとめ

正しい知識を持つことが本当に重要だと思います。

先日、某ファミリーレストランで朝食をとった際、「自然分解されるストロー」が出てきました。

果たして、自然分解させているのでしょうか?

想像ですが、分別するコストもかかるので、一般廃棄物として焼却処理されているのではないでしょうか。

そうだとしたらあまり意味がありません。

企業側が「環境に配慮している」というアピールに過ぎませんから。(いわゆるSDGsウォッシュ)

結局のところは、今あるものを長く使う、再利用できるものは瓶やプラスチックの袋も含めて再利用する。

といったことが一般市民レベルですぐにできることでしょうか。

プラスチックの袋に入れた野菜は、長持ちするから食品ロスへつながる、という意見もあり、事実なのでしょうが、必要なものを最低限購入するということも必要ですね。

私も実践するように致します。

記事の理解を深める初級検定講座の詳細はこちら>

Scroll to Top