世界初!キルギスが無国籍者ゼロに UNHCRが認定 ~尽力した弁護士はナンセン難民賞を受賞~

皆さん、いかがお過ごしでしょうか。

本日は、キルギスが無国籍者ゼロに 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)から認定 、という話題を取り上げてみたいと思います。

無国籍者は、物理的に存在するが、書類上は存在しない

日本で生活する私たちは、国籍があって当たり前という認識だと思います。

しかし、無国籍の人々は、

  • 学校に通うこと
  • 仕事を得ること
  • 医者に診てもらうこと
  • 土地をもつこと

全てができません。

1991年、ソ連の崩壊後、キルギスを含む中央アジアで何十万もの人々が無国籍となったのです。

出典:UNHCR アシュロフ弁護士は、遠隔地の路上で毎月法律の無料相談会を開催しています。

地元弁護士アシュロフが尽力

無国籍の人々の基本的な権利を取り戻すために、アシュロフと仲間たちは、ボロボロの4WDで国中をかけめぐり、時には山岳地帯に住む無国籍の人々も馬に乗って探し出し、キルギスにいる全ての無国籍の人々が市民権を得られるよう手助けをしてきたそうです。

下記は、アシュロフ弁護士の言葉です。

「市民権を持たなかった人々に新たに権利を保障するのではありません。初めから彼らのものだった権利を、単に返すだけです。」

「不正を見ると、私は黙っていられません。無国籍は不正なのです。」

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出典:国連UNHCR協会 山奥に住む無国籍者のもとを馬で訪問するアシュロフと彼の移動チーム

無国籍を撲滅したアシュロフ弁護士が、ナンセン難民賞2019年受賞

アシュロフ弁護士の功績を称え、2019年度のナンセン難民賞が授与されました。

ナンセン難民賞とは、

ナンセン難民賞は、1954年、当時の国連難民高等弁務官、ヴァン・ハーベン・グートハート博士が、難民の窮状に焦点を当てるため、難民支援に多大な貢献を果たした個人・団体をたたえる目的で創設されました。

その名は、大規模な難民支援を先駆けて行なったフリチョフ・ナンセンにちなんだものです。

引用元:UNHCR|日本
ナンセン難民賞

2006年には、日本人の金井昭雄氏も受賞している名誉ある賞です。

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出典:国連UNHCR協会 アシュロフ弁護士(中央)と彼のチームのメンバーたち

まとめ

最後に、22歳の女性が国籍を受け取った瞬間と、アシュロフ弁護士のインタビューが収録されている動画をご覧ください。

私、涙ちょちょぎれました。

カッコよすぎるぜ!アシュロフ弁護士!

日本に住んでいると当たり前のことが当たり前でなく、とても恵まれているんだな~、と再認識しました。

きっとこれからは、国籍などはブロックチェーン上で登録・管理され、安心・安全な暮らしが世界中に広まっていくことを期待しています!

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