寄付は、“現金”と“物資”どちらが効果的? ~寄付を受ける側の“顔”が見えるプラットフォームも紹介~

皆さん、いかがお過ごしでしょうか。

本日は、寄付をする際、「現金」と「物資」のどちらが効果的か?、という話題を取り上げてみたいと思います。

貧困国の人たちに「現金」を渡した研究結果

カリフォルニア大学バークレー校の経済学者ミゲル氏は、貧困国の人たちに直接現金を提供する非営利団体Give Directlyと協力して、現金がどのように使われているかを探った研究結果を、llifehackerが報じました

非営利団体Give Directlyとは

Give Directly公式ホームページから引用します。

GiveDirectlyは、あなたのような寄付者が世界最貧層に直接送金できる最初の、そして最大の非営利団体です。貧困の中で生きる人々は、自分の人生をどのように改善するかを自分で選ぶ尊厳に値すると信じています。現金はその選択を可能にします。

「直接送金」というのは、Give Directlyが対象者にスマホで、直接送金をしている、という意味だと思います。(寄付者が特定の個人に全額直接寄付できる、という意味ではなさそうです。)

引用部分の「直接送金」の箇所にリンクを貼っていますが、クリックすると寄付ができるフォームへ移動しますが、金額指定の他に、使い道の指定、例えばベーシックインカム用・難民向け、など選択ができます。

基本は法定通貨(ドル)での寄付ですが、暗号資産(仮想通貨)での寄付も可能です。

ビットコイン、イーサリアム、リップルに対応しています。

実験概要

  • 対象はケニアの田舎の貧しい人たち
  • 現金をもらう人ともらわない人にわける
  • 1万500世帯ほどが、約1000ドル(約11万)を受け取る
  • この額は対象家庭の年収75%にあたる金額
  • 対象地域に注入された現金は、地元のGDPの約17%相当
  • 受け取った現金の使い道は受取人それぞれの自由

結果(現金の行方と影響を1年半にわったて調査)

  • 食料や薬、生活必需品の購入
  • 教育費の使用
  • 地元ビジネスにお金が投下され、売上や収益アップ
  • 雇用者の給料アップ
  • 現金1ドルに対して地元の経済活動が2.6倍に増加(インフレは1%未満)

と、なっています。

出典:GiveDirectly公式フェイスブックページ

まとめ

災害時の時などは、当たり前ですが、「現金」でなく、水や食料等の物資の方が有効的な場合が多いとは思います。

平時の場合は、もちろん物品や職業トレーニングなどを無料で提供する行為も有効的ですが、「現金」を寄付しても、現在の自分の為だけに使うのでなく、将来への投資(教育)や、地元ビジネスへの還元にも使われることが、この実験によって立証されたことになります。

ただし、この効果が一過性のものか継続的に続くものなのかは、長い目で観察していかないとならないと思います。

街頭や募金活動や、コンビニに設置してある募金箱など、身近に寄付できる環境はありますが、自分が寄付したお金が、どのように使われているのかまでは、なかなかわからないのが現状です。

Give Directlyは、実際に寄附を受け取った方の、顔と名前が公表されていますし、受け取った方が使い道も公表しているのは、これまでになく新しい試みではないでしょうか!

私も、少額ではありますが、ビットコインで寄付をしてみました!

仮想通貨の場合、ただ送るだけで、目的が指定できませんでした、残念です。

最後に、Give Directlyのユニバーサルベーシックインカムプログラムの解説動画を紹介しておきます。

文中でも書きましたが、ベーシックインカム制度が実施されても、飲み食いに浪費しない、という研究結果も訴えていますね。

記事の理解を深める初級検定講座の詳細はこちら>>

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