皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
本日は、2018年度の日本国内の温室効果ガス排出量(速報値)が統計開始以来最小であった、という話題を取り上げてみたいと思います。
排出量は5年連続で減少
環境省によると、前年度よりも3.6%(4700万トン)減少し、二酸化炭素換算で排出量は12億4400万トンになった、とのこと。
その理由は、
- 省エネが進んだ
- 再生可能エネルギーの普及
- 火力発電の割合の減少(原子力発電の再稼働による)
など、とされています。
しかし、日本政府は温室効果ガスの排出量を2030年度までに2013年度と比べて、26%削減する目標を掲げていて、2018年度の時点では11.8%の削減にとどまっている現状です。
さらには、温室効果の強い代替フロンの「ハイドロフルオロカーボン」は、二酸化炭素換算で4910万トンで、前年度比9・4%(420万トン)増と、14年連続で増加しています。
挙句の果てには、現在石炭火力発電所だけでも10基以上建設中となっています。(2016年1月現在)
過去最少!という言葉に浮かれてしまいましたが、“ぬか喜び”といったところでしょうか。
いずれにしろ、自分がどれだけ二酸化炭素を排出しているのか、なんてイメージが湧きませんよね?
ちょっと、面白いクレジットカードを次項でご紹介します。
CO2排出量に応じて利用が制限される、クレジットカード
スウェーデンのフィンテック企業「Doconomy」は、日々の消費活動におけるCO2排出量を測定・管理できるクレジットカード「DO」の提供を発表した。
プレミアムカード「DO Black」には、CO2排出量に応じて利用が制限されるという機能がプラスされる、とIDEAS FOR GOODが報じました。
「DO」の特徴
- 商品やサービスを購入すると、その商品・サービスの購入がもたらすCO2排出量が自動計算される
- 利用者はアプリ上でCO2排出量を確認できる
- 「CO2削減プロジェクト」への投資により、自身のCO2排出量の埋め合わせをすることも可能
- 「DO」の加盟店から環境に優しい商品を購入すると、「DO credit」というポイントがもらえ、さらなる投資を行うことができる
- クレジットカード自体も自然由来の素材でできており、大気汚染物質をリサイクルしたインクを用いて印刷を行うなど、エコなカードになっている。
「DO Black」の特徴
- CO2排出量の合計に応じて、カードの利用が制限される機能がプラス
- 自身の買い物によってもたらされるCO2排出量を、CO2削減プロジェクトへの投資によって補える
まとめ
「DO Black」のCO2利用制限機能は、クレジットカードの利用金額の上限を決めるようで、面白いですね。
先ずは、スウェーデン国内でサービスが開始されるようですが、評判がよければ海外での展開もあるかもしれません。
CO2排出量の見える化、は自分事としてとらえやすくなるので、とても良いアイデアだと思いました。
私もこれから個人的にCO2排出量を意識して生活するように致します!
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