フェイスブック バイナンス

リブラとヴィーナス、ステーブルコインの行方

皆さん、いかがお過ごしでしょうか。

本日は、最近よく耳にすることも多くなった、ステーブルコインについて取り上げてみたいと思います。

特に筆者注目の、フェイスブックのリブラと、バイナンス(大手仮想通貨取引所)のヴィーナスを例に挙げて、お話をさせて頂きます。

先ずは、そもそもステーブルコインって何?という人もいらっしゃるかもしれないので、簡単にわかりやすく用語説明を致しますね。

ステーブルコインとは

ステーブルコインのステーブルには「安定した」いう意味がある通り、価格が安定したコインになります。

別名ペッグ通貨と呼ばれることもありますが、ステーブルコインの方が一般的だと思います。
(ちなみに「ペッグ」には「釘で固定する」という意味があります。)

なぜステーブルコインが注目されるかというと、ビットコインのように価格変動(ボラティリティ)が大きいと、決済に向かないですよね。

そういった問題を解決できるからだと思います。

それでは、なぜ価格が安定しているのか?と、疑問に持つ人も多いのではないでしょうか。

ステーブルコインの種類には、価格を安定させる方法論として、「法定通貨担保型」「仮想通貨担保型」等々、さまざまな種類が存在しますが、「法定通貨担保型」を例に挙げて説明します。

仮に、銀行に100万円を預けて、100万枚のコインを発行するとします。

そうすると、1コイン1円の価値が担保できるので、価格が安定するという仕組みです。

わかりやすいですね。

ちなみにリブラは、「通貨バスケット制」という方式を採用しており、「Libra協会」が信託会社に委託し、銀行預金や短期国債など各種資産へ、分散投資する仕組みです。

信託会社が運用する各種資産の価値と割合から、1リブラの価値が決定されるというわけです。

ちょっと難しいですね。

安定

リブラは金融システムの秩序を乱すのか

なぜリブラが、“針のむしろ”のごとく、非難にさらされているのか?

そうです!

金融システムの秩序が乱れる恐れがある、というのが一般的な理由です。

確かにそういった一面もあると思います。

しかしその裏には、既得権益が脅かされるという本音も見え隠れします。

GAFA(グーグル、アマゾン、フェイスブック、アップル)の一角、アップルのティム・クックCEOは、民間企業が通貨を作り出すことに関して、明確に反対の立場を表明しています。

フェイスブックの仮想通貨リブラについて記者に聞かれ、同様に開発を考えているかとの質問に対し、「通貨は国が管理するもの。民間企業が通貨を開発することは良くない。こういった方法で力を得るべきではない」と応えた。

引用元:コインテレグラフジャパン
アップルのティム・クックCEO 独自仮想通貨を否定 「通貨は国が管理すべき」(2019/10/04)

しかし、アップルペイの幹部ジェニファー・ベイリー氏は、「長期的には潜在力があって面白い」とも発言しています。

ん~、アップルさんちょっとどっちつかずですね。

個人的には、将来的には何かしらの暗号資産(仮想通貨)を発行しそうな気もしています。

リブラ

一方ヴィーナスは、政府規制下で発行

バイナンスのチーフ・コンプライアンス・オフィサーのサミュエル・リム氏は、下記のように発言しています。

ヴィーナスは仮想通貨の裏付け資産や発行量は各国政府が決定することができるという。

リブラとの違いについて、「もしある国の政府がリブラを選ぶ場合、主権にリスクが生じる。我々はこれを侵害しない点で明らかにリブラと異なる」と強調した。

引用元:コインテレグラフジャパン
仮想通貨取引所バイナンスのステーブルコイン「ヴィーナス」、「政府規制下で発行」半年以内で新興国との提携示唆(2019/09/19)

バイナンスのヴィーナスは、中央銀行デジタル通貨(CBDC)の発行をサポートする、ということになりそうです。

これなら金融機関の秩序が乱れる心配も、限りなく少なくなるでしょう。

ただ、政府が1民間企業に中央銀行デジタル通貨(CBDC)の発行を委託するのか、ということについては疑問が残ります。

いわゆるカウンターパーティリスク(取引先の破綻)がありますからね。

ヴィーナス誕生

まとめ

個人的には、リブラもヴィーナスもどちらも発行してもらって、同じ土俵で評価されるのが良いと思います。

評価するのは、もちろん私たち一般市民です。

どちらも発行されれば、同じ取引所でヴィーナスでビットコインが購入できたり、リブラでイーサリアムが購入できたりするようにもなるでしょう。

もちろん、リブラでヴィーナスの購入もでき、逆もしかりです。

そうなることによって、評価されないコインは自然淘汰され、いずれは世界共通コインが生まれるのかもしれませんね。

今後も、リブラとヴィーナスは注目して参ります!

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